つか夫と節子は、幼稚園~高校までにかかる学費が実際にどのくらいかかるのかを知るために、子育てシミュレーションを行っています。前回は小学校の学費について、詳しく理解したみたいですね。今回は中学校の学費についてです。
※本記事での「学費」は、学習費の総合を意味します。
息子が反抗期になった場合、父としてはいったいどんな対応をすれば……!?
前回は小学校の学費についてでしたね。
つか夫ジュニアは公立に進んだので、現在の教育費はこうなっています
- シミュレーションにおけるつか夫ジュニアの教育費
運営(公立or私立) | 学費 | 学費の合計 | |
幼稚園(3年) |
私立 |
1,494,024円 |
1,494,024円 |
小学校(6年) |
公立 |
1,930,248円 |
3,424,272円 |
中学校(3年) |
公立/私立 |
~円 |
~円 |
高校(3年) | 公立/私立 |
~円 |
~円 |
それとも、暖かく見守ってやるべきか……。
1.年間でかかる中学校の学費
つか夫ジュニアも小学校を卒業。成長しましたね。
親父って呼ばれるようになるのかな?
つか夫さん次第じゃないですか?とりあえず、こちらを見てください。こちらは中学校で平均してかかる学費とその内訳です。
- 中学校で年間に平均してかかる学習費の総額とその内訳
公立 |
私立 |
||
年間の学習費の総額 |
481,841円 |
1,338,623円 |
|
内訳 |
年間の学校教育費 |
128,964円 |
1,022,397円 |
年間の学校給食費 |
38,422円 |
4,154円 |
|
年間の学校外活動費 |
314,455円 |
312,072円 |
(文部科学省「子どもの学習費調査平成26年度」より)
- 中学校の3年間で平均してかかる学習費の総額とその内訳
公立 |
私立 |
||
3年間の学習費の総額 |
1,445,523円 |
4,015,869円 |
|
内訳 |
3年間の学校教育費 |
386,892円 |
3,067,191円 |
3年間の学校給食費 |
115,266円 |
12,462円 |
|
3年間の学校外活動費 |
943,365円 |
936,216円 |
(文部科学省「子どもの学習費調査平成26年度」より)
中学校の学費は平均して、公立だと年間で約48万2千円、私立だと年間で約133万9千円かかるということです。3年間中学校に通うと、公立の場合は約144万6千円、私立の場合は約401万6千円かかります。
むしろ、給食費は私立の方が安いし。
それには、ちゃんとした理由があるんですよ。内訳を1つずつ見ていきましょうか。
1-1.学校教育費
まずは学校教育費から。授業料や授業で使う教科書代なんかが含まれる費用ですね。部活動で使われる費用も学校教育費に含まれます。こちらの内訳はこんな感じです。
- 中学校で年間に平均してかかる学校教育費の内訳
公立 | 私立 | ||
学校教育費 |
128,964円 |
1,022,397円 |
|
内訳 |
授業料 |
0円 |
435,917円 |
修学旅行・遠足・見学費 |
22,918円 |
63,707円 |
|
学校納付均等 |
12,055円 |
280,614円 |
|
図書・学用品・実習材料費等 |
24,645円 |
41,221円 |
|
教科外活動費 |
32,468円 |
55,170円 |
|
通学関係費 |
33,094円 |
138,669円 |
|
その他 |
3,784円 |
7,099円 |
(文部科学省「子どもの学習費調査平成26年度」より)
小学校と同じように、公立の中学校は授業料が0円です。なので、私立と比べると、学校教育費は大きな差がありますね。
中学校からは部活動が活発になりますので、教科外活動費が増えてきます。公立と私立で、教科外活動費にも差が出ていますね。
中学生にもなると、電車やバスを使って通学することが普通になってくるのかな?
私立だとその傾向が高いです。公立の場合は、徒歩や自転車で通学できる人が多いので、費用も比較的少なくなっていますね。
これが通勤の定期になると、さらにお金がかかるからね。
あぁ、嫌だ嫌だ。
といいつつも、会社から定期代は支給されているじゃないですか、つか夫さん。定期代の支給がない方に、反感を買われちゃいますよ……?
1-2.学校給食費
中学校では私立よりも公立の方が、給食代が高くなっています。
さて、なぜでしょうか?
正解です。
私立の中学校ではお弁当持参のところが多いんですよ。中には、学食のあるところもありますが、毎日利用するとお金がかかっちゃいますね。学食があるところでも、お弁当は持参できますので、食費を減らしたい場合はお弁当の方が良いですよ。
1-3.学校外活動費
学校外活動費の内訳はこんな感じです。
- 中学校で年間に平均してかかる学校外活動費の内訳
公立 | 私立 | |||
学校外教育費 |
314,455円 |
312,072円 |
||
内訳 |
補助学習費 |
家庭内学習費 |
14,335円 |
26,652円 |
家庭教師費等 |
21,489円 |
26,874円 |
||
学習塾費 |
204,583円 |
135,356円 |
||
その他 |
5,397円 |
5,739円 |
||
その他の学校外活動費 |
体験・地域活動 |
2,488円 |
17,542円 |
|
芸術文化活動 |
19,991円 |
47,757円 |
||
スポーツ・レクリ エーション活動 |
29,859円 |
22,796円 |
||
教養・その他 |
16,313円 |
29,356円 |
(文部科学省「子どもの学習費調査平成26年度」より)
でもなんで……?
学習塾費を見たら理由がわかると思いますよ。
あ、そうか、高校受験があるからだ。
その通りです。
私立の中学校は、エスカレーター式でそのまま高校に上がれるケースが多いです。反面、公立の中学校では高校受験が必要となってきます。受験のため塾に通い始めれば当然お金がかかってきますので、学校外活動費は公立の方が高くなるというわけです。
だから私立だとその他の学校外活動費が高くなっているんだね。
受験勉強がない分、他の活動に時間もお金も割けられるってわけだ。
2.公立と私立の比較
内訳を詳しく見たところで、公立と私立の金額の違いをもう一度比較してみましょう。
- 中学校の公立と私立の比較
公立 |
私立 |
公私比率 |
|||
公立 |
私立 |
||||
年間の学習費の総合 |
481,841円 |
1,338,623円 |
1 |
2.8 |
|
内訳 |
年間の学校教育費 |
128,964円 |
1,022,397円 |
1 |
7.9 |
年間の学校給食費 |
38,422円 |
4,154円 |
1 |
0.1 |
|
年間の学校外活動費 |
314,455円 |
312,072円 |
1 |
1.0 |
(文部科学省「子どもの学習費調査平成26年度」より)
私立の方が高いのは、学校教育費だけだね。
まぁ、その学校教育費は公立の約8倍ほどあるけれど……。
公立と私立の授業料に大きな差がでるのは当然ですよ。何ていったって、公立の授業料はそもそも0円なんですから。
公立の中学校に通うのなら、高校受験に向けてお金を貯めることに意識を向けないとだなぁ。
3.まとめ
- 年間で平均してかかる中学校の学費は公立が約48万2千円、私立が約133万9千円
- 3年間で平均してかかる中学校の学費は公立が約144万6千円、私立が約401万6千円
- 私立の中学校で平均してかかる学費は公立の約2.8倍
それで、つか夫さん。
つか夫ジュニアは、公立と私立のどちらに通わせたいですか?
公立!
地元の中学校に通っておくと、大人になって良いことがある。
これ、結構大事だよ?
だから僕はつか夫ジュニアには是非公立の中学校に行ってもらいたいな。
そういった考えもありかもしれませんね。
地元の付き合いが大事というのは同感です。
では、公立中学校ということで学費は約144万6千円です。
- シミュレーションでのつか夫ジュニアの教育費
運営(公立or私立) |
学費 |
学費の合計 |
|
幼稚園(3年) |
私立 |
1,494,024円 |
1,494,024円 |
小学校(6年) |
公立 |
1,930,248円 |
3,424,272円 |
中学校(3年) |
公立 |
1,445,523円 |
4,869,795円 |
高校(3年) |
公立/私立 |
~円 |
~円 |