クレジットカードは便利で使い勝手が良い一方で、下手をするとお金が貯まらない原因になります。毎月のカード請求が家計を圧迫している、なんてことはありませんか?今回は、クレジットカードで得をする賢い使い方を紹介します。
また、ずいぶんと使いましたね。
急に出てこないでよ、心臓に悪いじゃん!
ちゃんとお小遣いでやりくりできてるんですかー?
そんな使い方をしていると、お金が貯まらない一方ですよ?
むしろ他にどんな使い方があると?
クレジットカードの賢い使い方を教えますので、ちょっと考えを改めてください。
1.お金が貯まらない人がはまるクレジットカードの罠
クレジットカードは、ポイントで高い節約効果を生み出せる一方で、お金の管理をややこしくしてしまう諸刃の剣です。
お金の管理ができなくなると、どうなってしまうかわかります?
はい、その通りです。
お金の管理ができないというのは、収支の管理ができないことと同義。収支のバランスが取れなくなると、収入よりも支出が多くなっていきます。要は、出費が給料を上回ってしまうんですよ。そうなれば、お金が貯まるわけもなく、下手をすると家計が破綻してしまいます。
クレジットカードには、そんな危険要素があるんです。
どんなところにクレジットカードの落し穴があるのか、実際にみていきましょう。
1-1.代金の引き落とし日がわからなくなってしまう
代金の引き落とし日がわからなくなる時はありませんか?料金の支払いタイミングが掴めなくなれば、家計管理はできません。
そもそも、クレジットカードの引き落とし日は、会社によって様々です。15日締めの翌月10日払い、月末締めの翌月の27日払いなど。中には月末締めで翌々月の4日に支払うなんて場合もありますね。
どの会社のクレジットカードを利用しても、支払いまでにタイムラグが発生するので、お金の流れを把握しにくくなります。複数枚のカードを持つと、なおさらですね。
加えて、リボ払いや分割払い、ボーナス払いなどの支払い方法もお金の動きを複雑にします。意識してメモや家計簿などに記しておかないと、今日の代金がいつ引き落とされるのか、すぐにわからなくなってしまいますよ。
まぁいっかーって適当なタイミングで口座に入金してるけど、そんなんじゃお金の管理なんてできないはずだよね……。
クレジットカードを使っているうちに、締め日と引き落とし日がわからなくなる人は意外と多いんですよ。余分にお金を入れておけば大丈夫、なんて考えではお金は貯まりません。
クレジットカードを利用する場合は、お金の流れがわからなくならないように注意しましょう。
1-2.金額を意識せずにクレジットカードを使ってしまう
クレジットカードで特にやりがちなのは、金額を気にせずに支払ってしまうことですね。現金で支払う場合と違って、引き落とし日まで時間的な余裕がありますし、現金を直接支払うわけではないので、大胆にカードを使ってしまうわけですね。
なんだろうね、実際にあるわけでもないのに、お金を持っているから大丈夫とか思っちゃうんだよなぁ。
クレジットカードの怖いところですね。
人はお金に余裕があると、どうしても使いたくなってしまう傾向があります。クレジットカードには、「余分にお金を持っている」という錯覚を私たちに与えますので、気を付けてください。実際は前借りしているだけなので、お金を所持しているわけではありませんからね!
無理な使い方をしていると、お金が貯まるどころか、生活が苦しくなる一方ですよ。
1-3.家計のやりくりでクレジットカードを使ってしまう
クレジットカードの恐ろしい点は、未来のお金を使えてしまうことです。手元に現金がなくても、これから入ってくる給料をもとに前借りできてしまうため、今月の出費を未来の収入からやりくりできるんです。
これは、言ってしまえば借金を繰り返している状況と同じですよ。
もしも、給料が減額してしまったり、急な出費で使える金額が支払額よりも少なくなってしまったりした場合、途端に家計は破綻してしまいます。なので、クレジットカードで家計をやりくりするのは、非常に危険です。
必ず、今月の収支内で収まるよう、使用する金額に歯止めをかけて下さいね。
1-4.毎月の請求でストレスを溜めてしまう
お金を貯める上で天敵となるのはストレスです。ストレスを溜めると、発散のためにお金を使ってしまいますよね?
ストレス発散の手段はいっぱいあるけど、まぁお金がかかるよねー。
そうですね。ストレスを溜めれば溜めるほど、出費額が増える傾向にあるのは、誰しもが肌感覚で理解していることだと思います。
クレジットカードによる毎月の請求は、お金を一気に失うという大きなストレスを溜めてしまいます。現金払いであれば、その時その時でストレスがかかるため、余計なストレスを溜めないように使用を控えたり、その都度ストレスと向き合うことができますよね。
ですが、購入時にお金を支払う感覚が希薄なクレジットカードでは、請求時に一気に負荷がかかります。しかも、それが毎月訪れるんです。
上手に対処するのは結構難しいもので、そのストレスを解消するために、さらにクレジットカードを使ってしまいやすいです。負の連鎖ですね。
毎回の会計時にストレスがかからないというのは、出費を増やす結果に繋がりやすいので、気を付けなければいけません。
1-5.ポイントのためにムダな買い物を増やしてしまう
ポイント機能がついているクレジットカードは、ムダな買い物を増やしやすいです。ポイントを稼ぐために、余計な物まで買ってしまった記憶はありませんか?
ポイント10倍とか言われると、買わないと何だか損した気分になっちゃって。
ついつい必要のない物まで買っちゃうんだよね。
そんな時は、不要な物を買ってまで貯める意味があるのか考えてみて下さい。例えば、クレジットカードのポイントを代表するマイル。基本的に200円の支払いで1マイルが付きますよね?
ポイントが10倍貯まるとしても、1,000円で50マイルです。1マイルを1円として考えても、50円です。50円を貯めるため、ムダに1,000円を使うのは賢いとは言えません。必要のないな物を買ってまで貯める必要はないことがわかりますね。
むしろ、要らない物に使う金額でマイナスになります。ポイントやマイルは、あくまでも副産物。無理に貯めると、結果的に損をしてしまいますよ。
1-6.ポイントには有効期限がある
クレジットカードで貯まるポイントには、それぞれ有効期限があります。この有効期限のために、ポイントを無理して貯めることは、果たして経済的と言えるのでしょうか?
例えば、所持している750ポイントの有効期限が来月末までで、1,000ポイント貯まれば、1,000~2,000円相当の景品がもらえるとします。1ポイントを貯めるのに必要な金額は100円で考えましょう。
有効期限が切れるともったいないからと言って、25,000円の買い物をして、残りの250ポイントを貯めました。そこで得た景品は、良くても2,000円の価値です。
2,000円のために、25,000円を使う。これは本当にお得なことですか?
ここで言いたいことは、ポイントがお得にならないということではなく、余計な物を買ってまで貯める必要はないということです。
支払った25,000円が水道代や通信費などの必要経費なら、純粋に2,000円を得したと考えても良いでしょう。でも、わけのわからない出費を増やして2,000円を得ても、23,000円分家計が圧迫されるだけですよね。
有効期限を理由に、もったいないお金の使い方はしない方が吉です。
無料相談で月々に数万円もお得に?
月々に支払う保険料が節約しやすい出費であることをご存知ですか?理由は、必要以上に保障を付ける人がとにかく多いためです。
簡単なアンケートに答えて保険相談(無料)をすると、プロのFPが保険料を見直してくれます!
2.クレジットカードの価値を最大限活かす7つの使い方
そんなことはありませんよ。クレジットカードは、工夫すれば何万円も何十万円も利益を生むことができます。要は使い方が問題なんです。
次は、クレジットカードの賢い使い方をお伝えしますね。
2-1.月に使用していい金額の限度を決める
まず、クレジットカードで使って良い月の予算を決めましょう。毎月いくらまでと使用範囲を決めておけば、お金の管理がしやすくなりますし、羽目を外して使いすぎることも抑えられます。
クレジットカードが持つ、出費額をいたずらに増やす危険性を取り除くことが第一です。3万円と決めたら3万円以内、5万円と決めたら5万円以内でやりくりしてください。
2-2.クレジットカード専用の口座を作る
月に使用していい金額を決めたら、クレジットカード専用の口座を作りましょう。クレジットカードは普段の口座とは完全に別物として考えます。
これは、クレジットカードの支払いにタイムラグがある分、普段の口座と一緒にしてしまうと、お金の管理が難しくなるからですね。
また、専用の口座にすれば、月の予算を守る強制力が働きます。予算以上の金額を専用口座に入れないようにすれば、金額を意識して使うようになりますからね。
2-3.使用した分の金額を口座に補充する
クレジットカードを使用した際は、すぐにその金額分を専用の口座に入れましょう。
これは、請求が来てからではなく、利用時に出費をカウントする点で大切です。来月の給料から支払えばいいやと考えていると、借金状態からいつまで経っても抜け出せず、自転車操業のようなお金の使い方になってしまいますからね。
手元に持っておいちゃダメなの?
そんなつか夫さんに良い例をご紹介します。
とある男性が、複数人と飲み会に行きました。その男性がクレジットカードでまとめて会計をしたので、周りから渡される現金で財布は潤ったみたいです。財布に入れ続けた男性は、いつの間にか趣味や遊びでそのお金を使い切ってしまったようですね。翌月、クレジットカードの請求で愕然とし、身を切るような思いで奥さんにお小遣いを前借りしたみたいですよ
全く、困った人ですよね、その男性というのは。
……私の言いたいこと、わかりますか?
あぶく銭は、抱えていると他のことに使ってしまいますので、すぐに手を出せない専用口座に入れた方が良いですよ。
2-4.固定費の支払いをクレジットカードにする
基本的なことですが、固定費の支払いはできる限りクレジットカードにした方がお得です。必ず支払わなければいけない費用ですからね。クレジットカードでその分のポイントを貯めていきましょう。
ガス代や水道光熱費、通信費に家賃など、まずはカード払いができるかどうかの確認から始めてみてください。
固定費を全部カードで支払うことができれば、専用口座に固定費分を給料から入った時点で入金してください。そうすれば、固定費とクレジットカードで連動して出費を管理できて手間が減りますよ。
2-5.些細な支払いにもクレジットカードを使う
些細な買い物にも、クレジットカードを使えば、自分の出費分だけポイントを貯めることができます。
意外とコンビニやランチなどの支払いを現金で済ませる人は多いですが、月々の出費で考えるとそれら数万円になりますよね?そういった金額を住み重ねていけば、ポイント還元で得する割合が増えます。
基本的にカードで支払える分は、現金を使わないように意識してみてください。
ただし、使用額を月の予算内で収めたり、使用した分をを専用口座に入金したりして、使い過ぎないようにしてください。
ポイントを貯めるために、余計な出費を増やすようでは、本末転倒ですからね。
2-6.HP、メルマガをこまめにチェックする
所持しているクレジットカードのHPや、契約時に登録したメルマガなどの情報はこまめにチェックしましょう。
ポイントが有効に使えるキャンペーンや無料でもらえるアンケートなど、頻繁に行われているので、利用しない手はありません。JALやANAのクレジットカードでは、よく旅行に関するアンケートを行っていますね。答えるだけで数十から数百のマイルがもらえますので、お得ですよ。
HPやメルマガは貴重な情報の宝庫ですので、目を通すようにすることをおすすめします。
2-7.ポイントの残高・有効期限を最低でも週に一度確認する
残高や有効期限など、クレジットカードのポイント状況は、少なくとも週に一度確認しましょう。
良くあるのが有効期限を切らしてしまうケースです。クレジットカードで節約をするなら、この行為はありえません。もったいなさすぎます。期限内に有効活用するために、期限は抑えておくべき必須項目ですよ。
ただ、何回も言っていますが、有効期限の兼ね合いでムダな出費をつくっては損をします。ですので、現在どの程度のポイントが貯まっているのかも必ず把握しておきましょう。
残高や有効期限が常にわかっていれば、お得なキャンペーンにも素早く対応できますよ。もうすぐ期限が切れるから、このキャンペーンで400ポイント使っておこう!といった具合ですね。
3.お金が貯まらない人はクレジットカードの使い方を見直してみよう!
お金が貯まらない人は?
良くできました。
クレジットカードは、使い方を間違えると収支の管理をボロボロにしていきます。気づかないうちにお金の管理が疎かになっていないか、確認してみてください。
合わせて、節約効果を倍増できるような賢い使い方にも意識を向けてみると良いですね。
4.まとめ
- クレジットカードには、家計を乱す危険要素があるため、使い方には注意が必要
- クレジットカードの価値を最大限活かす7つの使い方は以下の通り
- 月に使用していい金額の限度を決める
- クレジットカード専用の口座を作る
- 固定費の支払いをクレジットカードにする
- 些細な支払いにもクレジットカードを使う
- 使用した分の金額を口座に補充する
- HP、メルマガをこまめにチェックする
- ポイントの残高・有効期限を最低でも週に一度確認する
- 貯金に苦労している人は、クレジットカードでお金の管理が雑になっていないか確認してみよう
見えるというか、確実に踊らされていますね。
絶対に賢く使って、今度は僕の手の平で踊らせてやる!!
知識を身に着け、スマートに使いこなしていきましょうね。
無料相談で月々に数万円もお得に?
月々に支払う保険料が節約しやすい出費であることをご存知ですか?理由は、必要以上に保障を付ける人がとにかく多いためです。
簡単なアンケートに答えて保険相談(無料)をすると、プロのFPが保険料を見直してくれます!