忙しい生活に欠かすことのできない洗濯機。
しかしいざ選ぶとなると意外に種類が多く、どこに注目して選べばいいのかわからなくなりますね。
できるだけ安いものをと思いがちですが、必要な機能を備えていなければ結果として時間や手間という形でコストを払うことにも。
今回は「一人暮らしのための洗濯機」をテーマに、2017年、2018年製の最新機種を機能やメーカーでの比較、最適な洗濯機の選び方をご説明していこうと思います。
目次
洗濯機のおすすめな選び方
洗濯機を選ぶ際に一番気を付けなければならないのは、やはり「サイズ」です。
この「サイズ」には、「本体の大きさ」と「一度に洗濯可能な容量(重量)」の両方の意味があります。
本体の大きさに関しては、「家の洗濯スペースに置けること」はもちろんですが、そもそも「設置予定のスペースまで運べるかどうか」が重要です。古い間取りだとドラム式の洗濯機が廊下や扉を抜けられないなんてこともあります。
容量(重量)は、一人暮らしなら3~6kgあれば充分です。2、3日ためて洗うなら6kgはあると安心です。
次にポイントになるのは洗濯機の「タイプ」。すなわち「縦型」か「ドラム式」かです。
縦型は省スペースで洗浄力が高く、価格も安いのがメリットです。デメリットは乾燥機能が弱く、水を多く使うのでランニングコストがやや高めという点です。
ドラム式は縦型のほぼ真逆で、乾燥機能に優れ、水も少なくて済みます。その代わり扉が手前に開くのもあって奥行きを多くとり、間取りによる相性が強く出ます。価格も縦型に比べるとかなり高くなります。
そして最後のポイントは「静音性」。
洗濯時ももちろんですが、脱水、乾燥時に意外なほど大きな音が出て、振動します。
一人暮らしであれば平日の夜間に洗濯機を回すこともしばしばでしょうから、近隣に迷惑をかけないためにもチェックしておきたい項目です。
目安としては稼働時の騒音が50db(デシベル)を割るものを選びましょう(標準的な洗濯機の運転音は60dbと言われています)。
徹底比較!一人暮らしにおすすめの洗濯機人気ランキングTOP5
それでは一人暮らしにぴったりの洗濯機を、ランキング形式でご紹介します。
性能はもちろん、口コミや価格なども参考にランク付けをしていますので、ぜひ参考にしてみてください!
1位 パナソニック キューブル NA-VG720R-N
評価:☆☆☆☆★
通常価格:173,799円
特徴:
いきなりハイエンドっぽいお値段ですが、そのお値段以外に不満な点は何もありませんので1位にランキングしました。
ドラム式、しかも斜めドラムの割にコンパクトなサイズで、デザインもスマートなので設置場所を選びません。
温水洗浄に加えてパナソニック独自の「泡洗浄」で、しつこい汚れも強力に落とせます。
ドラム式らしく乾燥機能も優れているため、花粉や梅雨の季節も安心です。
ドラム式なので蓋の開閉方向は間取りと相談してください(リンクは右開きですが、同型で左開きもあります)。
口コミ:
Sanyoの大型洗濯乾燥機が故障したので買い替えです。年々のドラム式洗濯乾燥機の大型化に伴い、洗濯室の扉を通らなくなるという事態が発生してきたため、適当なものがなく、スリムなものを探していたところ、こちらの製品にたどり着きました。無事、洗濯機置き場に設置できました。(=’∀`)
洗濯時間が早く(29分)、乾燥機能は3.5キロと少ないかなと心配していましたものの問題なく1度で1日分(4人家族)の乾燥ができます。デザインもすっきりとしていて素敵です。
星が4つなのは、値段が高い(YAMA◯Aで17万前後)で、大型のドラム式の方が安かったりする事と、乾燥中に音がする事です。毎回結構な量のワタゴミがフィルターに着くので、まめにケアすることが長持ちさせるコツかなと思っています。
大満足です。
減点したのも個人的な感覚やミス等によるものであり、洗濯機に対するこのデザインは他に類するものはなく、加点したいくらいです。
【デザイン】 非常にシンプルで良い。他の関取の様にお腹が出っ張っていないのが好感度高い。
【使いやすさ】 簡単
【洗浄力】 普通
【静音性】 普通に静か
【サイズ】 最近の機種では一番コンパクト
【機能・メニュー】 洗濯槽の自動洗浄
【総評】 マンションの洗濯機置場にピッタリ収まってくれたので非常に満足です。置場の扉の動きにも干渉せず閉められます。
2位 シャープ タテ型洗濯乾燥機 ES-TX5C
評価:☆☆☆☆★
通常価格:57,134円
特徴:
ザ・縦型洗濯乾燥機、という感じの見た目ですが、シャープの独自技術が随所に光る最新機種です。
最大の特徴はやはり、穴なしの洗濯槽でしょう。
通常、脱水の都合上洗濯槽には穴が開いていて、それが洗濯槽の外側のカビなどの原因になります。その穴がないためカビの発生を抑え、同時に節水性能の向上を実現しています。
もちろん洗濯そのものの性能も高水準で、対応洗剤を使った「時短コース」なら洗濯から脱水、乾燥までを90分で終わらせることもできるので、夜遅く帰っても明日着るシャツに困りません!
3位 ハイアール JW-C45A
評価:☆☆☆☆★
通常価格:18,400円
特徴:
2016年製と少し古いのですが、2万円を割る低コストにして一人暮らしなら充分な性能を持っているので特別にランクイン!
最大の特徴はもちろんその圧倒的な低価格なのですが、容量4.5kgと小さいため水量、運転音共に小さく、少々の汚れなら「お急ぎ」コースで最短10分で選択でき、「しわケア」脱水で選択ジワの少ない仕上がりと、一人暮らしにピッタリな特徴を兼ね備えています。
口コミ:
他の方が書かれているように、洗濯時はゆらゆらと動く程度ですが、
汚れも落ちているし、ゆっくり動いているため生地が痛まないことが良い事ではないかと思います。
ただ、粉末洗剤を使用するときは、上から入れずに何かに溶かしていれた方がいいかもしれません。
この洗濯機は音が取っても静かでいつ使っていても気にならなくていいです。
音も気にならないし二人暮らしにはちょうどいい。ただ大物は無理。
4位 べステック BTWA01
評価:☆☆☆★★
通常価格:20,800円
特徴:
今回ご紹介する中で最も小さい、容量3.8kgの洗濯機です。
価格も通販サイトなら2万円を割り込むお手軽さで、何よりコンパクトです。
デザインもスマートです。
小さいわりにパワフルで、洗浄力にも全く問題はありません。
口コミ:
肝心の洗濯機としてですが、シャツや下着などの洗濯は、必要十分な能力があると思います。
襟元の黄ばみや、ハンカチの染みなども、洗剤+漂白剤でしっかり落ちてましたしね。
ただし、ジーンズやフリースなど、厚手の衣類になると、脱水能力が少々心許ないなといった具合。
これは、サイズに伴ってドラムの直径が小さい=遠心力が少ないからかもしれませんね。
柔軟剤を入れる場合は、タイミングを見て一時停止し、手動投入しなければなりません。
とは言え、小型洗濯機としての基本は押さえられていますし、お値段も2万円を切る安さ。
集合住宅で夜に使用しても問題無い程度の動作音など、十分満足しています。
何よりそのサイズが私にはジャストフィットでしたから、星は5つとさせていただきました。
耐久性は、今後使用してみて、またレビュー入れたいと思っています。
1週間程度使ってみての感想です。
引越などが多く、洗濯機は持ち運びが面倒でいちいち購入・処分が必要になるのでこれを買いました。
洗濯機の重量は20kgと軽いです。成人男性なら楽に持ち運べると思います。
この大きさの洗濯機は他にはないと思うのでそういう意味では貴重です。
値段も小さいのに安いです。
ただ、特に頻繁に持ち運ぶとかすぐに持ち帰って使うとか理由がない限りこの洗濯機にこだわる必要はないかも。
残念なのがすすぎ1回のコースがお急ぎしかないこと。
また、お急ぎは所要時間が13分なのに標準は46分かかるって・・・もう少し短くしてほしかった。
また、洗い時間が標準20分でお急ぎ4分なのがバランスが悪いと思う。
脱水力は他の洗濯機に比べて劣ります。
(洗濯容量も小さい、半径も、モータも小さくなったら回転は上がらないんでしょうね。)
化学繊維以外の衣類を曇りや雨の日に洗濯して干すとなかなか乾かず厳しいです。
(部屋は東向き日当たりはあまり良くないです。)
天候不順の日はエアコン使うなどの工夫が必要です。
赤ちゃんが産まれるので、少しの量のベビー服や、3歳の子の時々すぐ洗いたい服や保育園タオル用に購入しました。まだ使ってませんが、水も少しですむし、時短になるので、活躍してくれると思います。届いた段ボールが、普通の洗濯機並みに大きくてびっくり!
5位 東芝 AW-45M5
評価:☆☆★★★
通常価格:28,545円
特徴:
スタンダードな小容量洗濯機。東芝製でこの価格帯というのがありがたいですね。
小型で、デザインもすっきりしているので設置場所を選びません。
口コミ:
真っ白でとても綺麗。清潔感あり。
使っていて申し分なし。
しかし、時々横から水漏れしているかも。
二回の物件だが設置までしてくれて
点検、傷などないか等チェックもあり。
問題無くつかえている為よかった。
同社の洗濯機を34年使い、再び東芝製を購入致しました。音も静かでスムーズで安価、大変気に入りましたが脱水がどうも甘く、靴下やバスタオルなどは乾燥に時間がかかります。
動作音は普通。静かとも言えないし洗濯機だからこれくらいは音するよね、というくらい。
洗濯時は洗濯機自体の音より、中の水がちゃぷちゃぷ音をたてる方が気になる。
水位を設定できるが、フタがロックされるのでどれくらいまで水がきて洗えているかが確認できないのが残念。
フタがシースルーのものにするか迷ったかがやはり見える方がいいと思う。
脱水はちょっと詰めが甘くて、脱水不足の印象。
騒音を抑えるためか脱水時にも高速回転を抑えるような挙動が原因かもしれない。
水気が少し多いので冬場に室内干しにすると丁度いい加湿具合になるかも知れないが、夏場などはさらに脱水したほうが良さそう。
比較表
商品名 | キューブル NA-VG720R-N | ES-TX5C | JW-C45A | BTWA01 | AW-45M5 |
価格 | 173,799円 | 57,134円 | 18,400円 | 20,800円 | 28,545円 |
タイプ | ドラム式 | 縦型 | 縦型 | 縦型 | 縦型 |
容量(kg) | 7 | 5.5 | 4.5 | 3.5 | 4.5 |
運転音(db) | 42~45 | 40~48 | 39~52 | 不明 | 38~45 |
Q&A
Q.一人暮らしならコインランドリーのほうがコスパがよくなったりしない?
A.スタイルに合った洗濯機を持った方が良いでしょう。
一回の洗濯費用もそうですが、コインランドリーに持って行って、洗濯・乾燥の時間待って持って帰って…といった時間や手間を考えても、自宅に洗濯機を持った方が良いでしょう。
洗濯の頻度が下がればその分汚れが落ちにくくなり、服の傷みも早くなります。
Q.洗濯機と乾燥機はわけたほうがいい?
A.縦型ならわけたほうがいいですが、ドラム式であれば必要ありません。
縦型洗濯機はどうしても乾燥の性能で劣り、完全乾燥させることは難しいです。とはいえ性能は上がってきているので、干す(時間的・空間的)余裕があるならば乾燥機は必須というほどではありません。
乾燥機購入の際は、同じメーカーのものを選ぶと設置が楽になる場合があるので、導入の際はその点も考慮してみてください。
Q.設置場所は屋外でもいいの?
A.なるべく屋内がいいでしょう。
性質上防水性は高い洗濯機ですが、強風や温度変化、何より直射日光にさらされるのはあまりよくありません。どうしても屋外に設置せざるを得ない場合は日よけなどのひと工夫を。
まとめ
高温多湿の日本では、洗濯はとても重要です。
とはいえ、汚れたものをきれいにする、つまりマイナスをゼロに戻す作業というのは、人によってはなかなか億劫に感じるものかもしれません。
洗濯機は、そんな作業の手間を著しく省いてくれる、頼れる相棒です。
機能性はもちろんデザインまで含めてお気に入りの一台を探してみてください。