自宅でご飯を炊く最大のメリットは「炊き立ての美味しいご飯を食べられる」ことです。
それをかなえてくれる炊飯器ですが、毎年意外なくらい(失礼!)その技術は進歩していて、各メーカーから新しい製品が発売され続けています。
コメの銘柄を選べる時代ですが、「高い米+安い炊飯器」よりも「安い米+高い炊飯器」のほうが美味しく炊けるという実験結果も出ているそうなので、やはり炊飯器の良し悪しは大切です。
そこで今回は、2018年発売の炊飯器を中心に比較し、炊飯器の選び方、おすすめの炊飯器をご紹介いたします!
炊飯器のおすすめな選び方
具体的な製品を見る前に、炊飯器を選ぶ際に気を付けたい3つのポイントについてご説明します。
1.加熱方式
炊きあがったご飯の味を大きく左右するのが、炊飯器の加熱方式。
TVCMなどで「マイコン」「IH」といった言葉を耳にしたことがあると思います。これらは加熱方式を表す言葉です。
「マイコン」式は内釜の底をヒーターで熱することで炊き上げます。全体的に価格が安いのが特徴です。
「IH」式は電磁誘導で内釜全体を発熱させることで、むらなく加熱することができます。マイコン式に対して少々(5,000円程度)価格が上がりますが、それ以上に美味しく炊けます。
IH式にはさらに、「加圧/非加圧」の種別があります。前者は内釜に圧力をかけることで水の沸点を上げ、高温で一気に炊き上げることができます。ふっくらもちもちで、柔らかめの食感になります。後者は弾力のあるしっかりした食感に炊き上がります。
他にも都市ガスやプロパンガスで炊く「ガス式」もあります。電気ではなし得ない高温で炊き上げるため、美味しいご飯になります。食にこだわる人向けです。構造が単純なので日々のお手入れがしやすいというのもポイントですね。
2.内釜
銅や鉄は熱の伝導率がいいので素早く全体が加熱され、むらのない炊き上がりになります。熱伝導率がいいということは、炊飯にかかる時間も短いということです。こまめに少量炊きたい、という場合は金属(特に銅)製の内釜を選びましょう。
土鍋や炭釜(炭素素材)は逆に、熱伝導性には劣りますが蓄熱性が高いので保温性に優れています。金属製の内釜でも厚さを増せば充分な保温性を得られますが、どうしても頻繁に再加熱するためご飯が乾いてカピカピになってしまいます。
また、じっくり火を通せるので時間はかかりますが、お米本来の旨みを引き出してくれます。
どちらにも言えることですが、毎日洗って使うので無理のない重さのものを選びましょう。
3.炊飯容量
「〇合炊き」と書かれていることが多い炊飯容量も、炊飯器を選ぶ際の重要な指標です。
炊飯容量として書かれているのは「最大」の量なので、実際にメーカーが想定している「美味しく炊ける量」はその2/3(3合炊きなら2合、5.5合炊きなら3~4合、1升炊きなら6~7合)くらいまでと考えてください。
逆に1升炊きで1合など、極端に少ない量でもうまく炊けませんのでお気を付けください。
一人暮らしか家族の人数が多いか、炊飯量の多さに合わせて選びましょう。
最新機種を比較!おすすめのIH炊飯器人気ランキングTOP5
それではお待ちかね、各メーカーの2019年最新の炊飯器、その中でもコストパフォーマンスに優れたIH炊飯器を比較、ランキング形式でご紹介します!
1位:圧力IH炊飯ジャー 極め炊き NW-JT10、NW-JT18
評価:☆☆☆☆☆
通常価格:46,168円
特徴:
炊飯器のトップブランドのひとつである象印ならではの、納得の高性能機です。
ポイントは同じ米、同じ水加減のままで炊きあがりを調整してくれる「わが家炊き」機能でしょう。この調整は毎回「前回のごはんの炊き加減」に関するアンケートに答えるだけ! 理想のご飯を追求しましょう!
口コミ:
10年使った炊飯器からの買い替えでした。
期待が大きかったからかもしれませんが、最初はこんなものか、、、という出来合いでしたが、炊き上げ具合を少しずつ調整していき、2週間くらいで家族に合う硬さ、粘りになりました!
洗うのも楽なので、大満足です。
15年前の5万の象印圧力IHから買い換えました。
象印は甘味やもっちりは得意だけど、粒立ちや固めが苦手な印象でしたが本品はいかようにも炊けます。抜群に旨いです。
メッキ部分や角にバリが多く、上からメッキがかかってるのが若干残念でしたが、調理器具として抜群の性能でした。
固めが好きなので、三菱や日立も検討しましたが、象印の良さを持ったまま固めに炊ける様になって良かった。
旧モデルは固めに設定しても大して固くならない上に、無理矢理水を減らして固くすると芯が残った様になってましたが、
本品は性能だけでかなり固く出来る上、固めで甘くもっちりが高次元で両立してます。
【使いやすさ】
東芝、タイガーの炊飯器を歴代交互に購入していて象印は初めてで最初は使いにくいところもありましたが すぐに慣れました。
【炊き上がり】
今までも同価格帯の炊飯器を使用してきましたが 技術の進歩を感じます。
今までより 美味しく炊きあがってるように思います。
2位:タイガー 圧力IH炊飯ジャー 炊きたて JPC-A102
評価:☆☆☆☆☆
通常価格:31,100円
特徴:
タイガーの定番モデル「炊きたて」は、土鍋ご飯のおいしさを目指し、着実にそれに近づいています。
炊き上がり時に減圧することでべたつきを抑え、ご飯のしっかりした食べ応えを作り出しています。
麦飯や雑穀米などの専用メニューがあり、自炊で健康を目指す方には特におすすめです。
口コミ:
カミさんがTigerのファン(釜に取っ手があるので熱くても持ちやすい)で、あとは何でもいいと言われました。
価格の折り合いでこれにしました。厚釜であることは確認しましたが、持ってみると想像以上に厚釜でした。
(嬉しい想定外)表示場所が上部で、前部が希望だったカミさんから文句を言われましたが、実際に使用すると表示が大きく丈夫でも前方からよく見えるのでOKをいただきました。取っ手が釜と同じ金属だったので、熱さが心配でしたが何とか持てます。これもOKをもらいました。ご飯も粒状を保ってふっくら美味しく炊けています。
極うまモードで炊くご飯の美味しさに感動しました。もち麦も美味しく炊けます。
釜を開けるのを忘れて翌日になってしまったこともありますが、24時間経過してしまったご飯も美味しく感じました。
白米だけでもエコ炊き、白米、極うま、早炊きメニューがありそれぞれ炊き上がりが全然違いました
規定の水量では軟らかかったので少し減らすとまた違った炊き上がりになりました
規定の水量は軟らかめに炊けますがご飯の食感、味は水量を加減するより美味しいかも
お米の種類で変わってくるかもしれませんがコシヒカリは
エコ炊き もちもち○ふっくら○甘み○
白米 もちもち◎ふっくら○甘み○
極うま もちもち○ふっくら◎甘み○
の炊き上がりでした
3位:パナソニック 5.5合 炊飯器 圧力IH式 Wおどり炊き ブラック SR-VSX108-K
評価:☆☆☆☆
通常価格:67,384円
特徴:
「Wおどり炊き」とは、加圧と減圧の繰り返しと電熱コイルの通電箇所の細かな切り替えで、複雑な対流を作ることで釜の中で米を「おどらせて」炊き上げる方式のこと。炊き上がり時に吹き付ける高温のスチームと相まって、つやつやで張りのあるご飯になります。
米の鮮度を乾燥度合いから見分けて適切な炊き方に自動で調整する「鮮度センシング」機能で、いつでも新米のような炊き上がりになります。
口コミ:
あらゆるメーカーの炊飯器を使用してきましたが、220度スチームは最高です。当方つや姫を食べていますが、全国のほとんどのお米専用コースが有ります。一度この炊飯器を使うと他社の炊飯器では正直言って美味しくは有りません。旧サンヨーの開発陣が頑張っているように感じます。ひと昔前はサンヨーが最高と言われていましたが、食べてびっくり!最高に旨いです。皆さんにもお勧めの炊飯器です。買って後悔しないことを保証致します。価格分の価値が有る炊飯器です。
この以外にも「立派な」炊飯器はあると思います。
例 3万台・・・おいしい けど・・5万以上の上位モデルは「もっとおいしいのだろうか?」という欲が生まれます。
そんなお悩みを見事に解決できるのがこのモデルです。
これを超えるものは「現時点」では無いです。
ご安心して人生に伴侶に「投資」する価値ありです。
3万だすなら出したと思って差し引き10万モデルを4万~6万購入できたと思えば「得」です。
三洋の圧力炊飯器が12年経過し故障したので買い換え
元々評判の良かった三洋機からの買い換えなのでそこまでの違いは求めてませんでした
ところが最初の炊き上がりでしゃもじを入れた瞬間
しゃもじがご飯の中にあまりにも軽く入るので驚きました(おかゆで炊いたのかと勘違いするほど)
実際食べてみると米の周りは瑞々しくつやつやで中はふんわりもちもち
口の中にお米の風味と甘さがほわっと広がります
同じ米なのにここまで違うのかと驚きでした
普段家電を買い換えても興味を示さない小学生の子供達がご飯を食べながら「何かご飯凄く美味しくなったね」と言ってたので間違いないです
値段だけはありますねこれ
4位:日立 ふっくら御膳 RZ-BV100M
評価:☆☆☆☆
通常価格:29,800円
特徴:
こちらも「おどり炊き」と同じく仕上げにスチームを使うタイプ。違う点は「スチーム用の水タンクがない」ことと、蒸らしの時も「圧力を高いまま保つ」こと。
炊飯器共通の問題でもある「調理中の蒸気」を極力抑えているため、設置場所を選ばないのもありがたいですね。
内釜をあえて薄くすることで、軽く取り回しの良くしているのは、使いやすさにこだわる日立らしいですね。保温性は外装側の工夫でカバーしているようです。
少量炊き専用メニューがあるのも、細かいところですが便利ですね。
口コミ:
まず、炊飯時間が短いのがいいです。30分そこそこで炊けるので、朝起きてスイッチ入れて準備している間に炊けます。我が家の場合、朝はわたししか食べないので、0.5合で炊いていますが、美味しいです。
少量コースみたいなボタンがありますが、普通に0.5合炊いた方が美味しいですね。
冷凍のご飯は作らなくなってしまいました。
ただ炊き上がりコースによっては、時間がかかるので、しゃっきりコースが好きな人であればという前提付きになるかもしれませんが。
釜の内側は、半年たちましたがツルツルです。炊飯後に水に少しつけておけばスポンジでこすることもなく、スルリと取れます。
炊飯器からは必ずセットで湯気が出るものだと思っていたけど、本当に湯気が出ない!
この商品のメリットは、湯気が出ないから炊飯器の蓋の通気口がベタベタしないこと。お米がノリみたいになって通気口のところについてしまった嫌な問題が消えました。
湯気はどこにどう消えたのか謎すぎますが、お米は美味しく炊けています。
私の中で残念だったのは、「無洗米」のお水のラインが書かれていないことだけです。ささいなことなので問題ないけどいちおうレビューしておきます。
炊きたてご飯は派手さこそないもののバランスに優れている。ただし、炊き分け機能の設定が他社モデルと比べると少なく、また、際立つ個性がないため、指名買いでは選びにくい印象。1、2合を美味しく炊ける小容量モードやスチーム保温、蒸気カットなど、便利な機能が満載。それでいてコストパフォーマンスに優れるのがポイントだ。
5位:愛知ドビー バーミキュラ ライスポット
評価:☆☆☆
通常価格:79,800円
特徴:
最後に少し変わり種をご紹介。一般的に鋳物ホーロー鍋で有名なブランドから発売されているこの炊飯器は、どちらかというと「美味しいお米が炊けるIH調理機」と言っていいくらい、幅広い料理ができます。
保温機能はありませんが、逆に保温に必要な内蓋がないため構造がシンプルです。ただ、鋳物なのでお手入れには少し気を使う必要があります。
お値段はハイエンドの炊飯器からさらに頭一つ抜けていますが、これひとつで様々な料理ができ、その上ご飯を炊いても最高なので、充分な価値があると言えるでしょう。
口コミ:
僕たちが購入してはじめて炊いた時の感想が「うまい!」「お米の甘みが違う!!!」でした。
しかし、数回炊くうちになぜか毎回意図しないおこげが出来てしまい、水加減などを調整しつつ様子を見ていました。結局はお米の問題で、我が家では北海道米で炊いていたんですが、どうやら甘みが強く粘り気のあるがだめそうなので、あきたこまちにしたら問題は解決しました。今後レビューする方は使っているお米の種類を書くと他の購入者さんの参考になるかもしれません。
本当に買ってよかった!鋳物の鍋の手入れが出来ない人には全くおススメ出来ません。鍋自体は蓋との継ぎ部分が普通の鋳物より錆が出やすく気がついた時にお手入れが必要です。
白飯の炊き上がった時の輝きと味が格段に違い、はじめて炊いて蓋を開けた時に、キラキラしてふっくら立ち上がる米と香りに感動すら覚えました。
保温に自動でならないことが人によっては面倒かもしれませんが、鍋の熱伝導の性質上、電源が切れても、中身はかなり長い時間温かいままです。そうでなくても調理機能もあるので、再加熱もかなり速い。
直火でも使えるので、仕込みまでして仕上げは様子を見ながら直火でというような事もでき便利。
キッチンにあるだけでおしゃれ!
ご飯炊くだけで毎日テンション上がります。焦げ目をつけた炊き上がりにすると飯盒炊爨のご飯を食べてる気分になります!保温機能がないのでめんどくさがり屋さんには不向きかも。

愛知ドビー 炊飯器 バーミキュラ ライスポットミニ RP19A-WH [シーソルトホワイト] [炊飯量:3合 タイプ:IH炊飯器 内釜:鋳物ホーロー その他機能:遠赤外線/パン焼き] 【エントリーでポイント10倍以上!SS期間中】
比較表
商品名 | 価格 | 最大炊飯容量 | 圧力 |
極め炊き NW-JT10 | 46,168円 | 5.5合 | 1.3気圧 |
炊きたて JPC-A102 | 31,100円 | 1.0リットル(約5.5合) | 1.05~1.25気圧 |
Wおどり炊き SR-VSX108-K | 67,384円 | 5.5合 | 1.1~1.2気圧 |
ふっくら御膳 RZ-BV100M | 29,800円 | 5.5合 | 1.2気圧 |
バーミキュラ ライスポット | 79,800円 | 5合 | 加圧なし |
Q&A
Q. 一人暮らしなら炊飯器を買い替えるより、適宜サトウのごはんのようなレトルトご飯を買った方がいい?
A. ケースバイケースです。
単純にコストで言えば、一日一食しか米のご飯を食べないとしても、1年もあれば3~4万円の炊飯器の元が取れます。2年以上となれば確実に買い換えた方が安くつきます。炊きたてが食べられるのも自炊ならではですね。
レトルトのご飯が優れているのは、米を研いだり洗い物をしたりという手間がない、という点くらいでしょうか。
Q. 「羽釜」って何?
A. 内釜の胴体外側に薄い円盤状の「羽」がある釜のことです。
もともとはかまどにかける際に釜がすべり落ちてしまわないためのストッパーですが、かまどの火が鍋肌に沿って外へ抜けないようにして高温を保つ役割もあります。
現代の炊飯器の場合、内釜の形状の差によって温度の変化が生まれるため、それを利用して噴きこぼれを防いだり対流しやすくさせるために羽がついています。
Q. 保温と冷凍、どっちが美味しく保存できる?
A. 冷凍です。
保温はご飯の水分が出て行ってしまうためどうしても乾燥が避けられず、食味が落ちます。スチームで外から水分を補えるタイプの炊飯器なら多少はましですが、今度はべたついてくるなどしてやはり劣化してしまいます。
炊きたてのご飯を密閉容器(タッパーなど)に入れ、粗熱を取らずに冷凍庫に入れれば、かなり長期間美味しさを保てます。
とはいえ、冷凍していても水分は徐々に蒸発していくので、あまりため込みすぎずに食べきりましょう。
まとめ
食文化がすっかり多様化した現代ですが、やはり美味しいご飯は日本人の食生活の中心にありつづけているものです。
ライフスタイルに合った炊飯器を見つけて、食生活を楽しく彩ってください!