国内旅行なら、保険加入は必要ないと思っていませんか?実は、国内旅行でも「国内旅行保険」に入っていれば安心して旅行を楽しめます。
例えば、旅行中に思わぬトラブルでケガをした場合や、他人のモノを壊してしまった場合、さらには台風や雷雨で飛行機が欠航したときの宿泊費などを補償してもらえるんです。
今回は、損をしない国内旅行の選び方をはじめ、厳選したおすすめの国内旅行保険ランキングを紹介!
国内旅行に出かける前に、ぜひチェックしてくださいね。
国内旅行保険のおすすめな選び方3つ
国内旅行保険を選ぶときには、どんなところに注目して選べばよいのでしょうか。
国内旅行保険選びで注目すべきポイントを解説していきます。
1. インターネット・代理店など「加入方法」で選ぶ
まず、加入方法には大きくわけて「インターネットから申し込む」場合と「代理店で申し込む」場合の2パターンがあります。
手軽かつスピーディーに完結したいときには、インターネットでの申し込みがおすすめ。
一方で、インターネット申し込みには年齢や支払い方法に制限がある場合がほとんど。
高齢者の方や、クレジットカード以外の決済方法を希望する場合には、代理店での申し込みがおすすめです。
代理店であれば20名以上といった団体での申し込みも可能で、団体申し込みにより保険料が割引になることもあります。
2. 国内旅行保険の「補償内容」で選ぶ
補償内容はただ厚くすればいい訳ではありません。
補償内容によっては、損をしてしまうこともあるので注意が必要です。
その理由は、補償内容が他の保険と重複した場合、どちらか一方の保険しか適用できないからです。
もし保険の保障内容が重複してしまうと、その分の補償内容と支払った保険料がムダになることに…。
傷害保険や火災保険、自動車保険などに加入している場合、国内旅行保険の補償内容と重複していることがあるので、加入中の保険内容を見直してみましょう!
上記の補償内容と重複している可能性があります。
損をしないためにも、ぜひ加入中の保険内容を確認してみてくださいね!
補償内容が重複する例をチェック!
▼傷害保険に加入している場合
・死亡・後遺障害
・入院費用
・通院費用
・手術費用
▼火災保険・自動車保険に加入している場合
・個人賠償責任補償
・携行品補償
3. 子供・高齢者など「加入年齢」で選ぶ
商品によっては、引き受け可能な年齢に制限のある保険もあります。
特にインターネットからの申し込みの場合は、18歳以上からや74歳までなど、年齢に制限があるケースが多いです。
一方で代理店申込みの場合、年齢制限の記載はないところがほとんどですが、高齢の方や持病がある場合は引き受けができないケースも。
事前に代理店に確認しておくと安心です。
【徹底比較】おすすめの国内旅行保険ランキング5選
それでは厳選した国内旅行保険のおすすめランキングを1位から紹介します。
補償内容や料金なども、比較表で徹底的にまとめました!
AIG損保(旧AIU) 国内旅行傷害保険
インターネットからの申し込みが可能な手軽さと、充実した補償プランが魅力のAIG損保。
航空機欠航補償付きプランや、留守中の自宅家財の補償をしてくれるプランもあります。また、同居家族に限り最大5名まで1契約で加入が可能です。
保険料は934円~と他商品の最低料金と比べ割高ですが、その分補償が充実しています。
加入年齢は満18歳以上からなので、お子さんとの旅行ではご注意ください。
エイチ・エス損保 国内旅行総合保険
ひとつの契約で10名まで加入OKで、友人同士での申し込みもできるエイチ・エス損保の国内旅行総合保険。
基本プランと、補償金額を増やしたプランの2つのプランのみなので、悩まずスピーディーに申込み手続きを済ませたい人におすすめです。
加入可能な年齢は0歳~71歳まで。宿泊数は7日までなので、比較的短い旅行に最適な保険となっています。
保険料は加入する日程によって変動するものの比較的安く、基本プランは400円代〜。さらに、補償金額を充実させた500円〜のプランが利用可能です。
au損保 国内旅行の保険
保険料の安さで選ぶなら、auの国内旅行保険がおすすめです。
最低料金262円から利用可能で、ドコモやソフトバンクなどau以外のユーザーでも加入できます。
また、個人賠償責任補償の保険金額が最大で1億円まで、救援者費用は最大400万円まで選べるのもポイント。
ただし、1契約につき1名のみの加入となるため、家族や友人との旅行の場合はそれぞれで加入手続きが必要です。
加入年齢は0歳~74歳までと、広く対応しているのも嬉しいですね。
東京海上日動 国内旅行傷害保険
20名以上の団体での申し込みも可能な国内旅行保険を提供している、東京海上日動。
基本の補償内容は傷害保険のみとなっており、その他の補償はオプションにより選択できます。
自分にあった補償プランをじっくり選びたい、大人数での旅行に保険をかけたいといった人におすすめ。
加入方法は代理店での契約のみとなり、インターネットからの申込みはできません。
保険料は最低500円〜で、20名を越える加入の場合には保険料が割引されます。
損保ジャパン日本興亜 国内旅行総合保険
基本補償は傷害保険のみで、その他はオプションにて選択可能な損保ジャパン日本興亜の国内旅行総合保険。
手術した場合の費用は補償対象になっていますが、欠航費用補償はありません。
また、損保ジャパン日本興亜の場合は特約で、留守中の自宅で家財の盗難があった場合の補償をつけることができるのも特徴的です。
最低保険料は500円〜。オプションの選択が可能なため、クレジットカード付帯の旅行保険と併用したい人におすすめです。
※番外編※ ドコモワンタイム保険 国内旅行保険
ドコモワンタイム保険は、NTTdocomoが提供する国内旅行保険。
申し込み可能なのはドコモユーザー限定ですが、申し込みから加入手続きまでをお手持ちのスマートフォンで完結できます。
保険料は300円〜。補償内容は死亡やケガなどの4つ。保険料が異なる「おすすめ」「おてがる」「しっかり」の3パターンのプランから選択可能です。
また、一度の申し込みで家族のみ最大5名まで加入できます。
国内旅行保険のおすすめ比較表
提供 会社 |
AIG | エイチ・エス | au損保 | 東京海上日動 | 損保ジャパン日本興亜 |
特徴 | 網羅性が高い! | 友人同士10名まで同時加入OK! | 保険料が安い! | オプションで選べる | 留守の自宅家財の補償もつけられる |
死亡 後遺障害 |
850万円~1,000万円 | 500万円 | 500万円~1,000万円 | 839万円~3,127万円 | 715万円~3911万円 |
入院 日額 |
9,000円~1.5万円 | 5,000円~1万円 | 4,000円~8,000円 | 8,000円~1.2万円 | 9,000円~1万円 |
手術 費用 |
◯ | × | 2万円~4万円 | × | ◯ |
通院 日額 |
1,500~2,000円 | 1,500円~2,000円 | 1,000円~2,000円 | 5,000円~7,000円 | 5,000円 |
個人 賠償 責任 |
3,000万円 (※) |
3,000万円 | 5,000万円~1億円 | 3,000万円 (※) |
3,000万円 (※) |
携行品 補償 |
10万円~25万円 (※) |
× | × | 30万円~40万円 (※) |
30万円~35万円 (※) |
救援者 費用 |
200万円~300万円 (※) |
200万円 | 200万円~400万円 | 150万円 (※) |
200万円 (※) |
欠航・ 着陸地 変更 補償 |
1人1万円まで (※) |
× | × | 1人1万円まで (※) |
× |
加入 方法 |
インターネット・代理店 | インターネット | インターネット |
代理店 | 代理店 |
年齢 制限 |
18歳以上 | 0歳~71差まで | 0歳~74歳まで | なし※審査あり | なし※審査あり |
加入 時期 |
60日前~出発当日 | 60日前から当日 | 90日前~当日 | 要問合せ | 要問合せ |
宿泊数 | 1泊2日~1ヵ月 | 1泊2日~6泊7日 | 1泊2日~13泊14日 | 1泊2日~1ヵ月 | 1泊2日~1ヵ月 |
契約 人数 |
1~5名まで ※同居家族に限る |
1~10名まで | 1名 | 1~20名以上可 | 要問合せ |
料金 | 934円~ | 410円~ | 262円~ | 500円~ | 500円~ |
(※)はオプションを表します。
最新情報は、公式サイトでご確認ください。
国内旅行保険Q&A
Q:クレジットカードの国内旅行保険との違いは?
補償内容が違います。
クレジットカードに付帯している国内旅行保険では、傷害保険の補償範囲のみ(死亡・後遺障害、入院、手術、通院)となる場合がほとんどです。
また、補償対象となる状況も限定されていて、具体的には下記内容に限られます。
・公共の交通機関利用中の事故
・宿泊を伴う募集型企画旅行(パッケージツアーなど旅行会社の企画のもので日帰りは対象外)参加中の事故
・宿泊先での事故
さらに、クレジットカード付帯の保険には、加入さえしていれば、利用歴がなくても付帯される「自動付帯型」と、一定のカード利用条件がつく「利用付帯型」の2種類があります。
各社で補償内容や条件が違ってくるため、お手持ちのクレジットカードの国内旅行保険とを比較検討されることをおすすめします。
国内旅行保険でおすすめの補償内容は?
国内旅行保険ならではの、補償内容でおすすめは下記2点です。
救援者費用補償
旅行者が遭難・行方不明になったとき、契約者や親族などが負担した費用を補償するものです。
救援者の交通費や宿泊費、その他捜索救助費用などを補償してくれます。
航空機の欠航・着陸地変更補償
台風や雷雨などで、飛行機が欠航となった場合や、予定の着陸地とは別の場所に着陸した場合にかかる宿泊費を補償します。
子供だけの旅行や、飛行機を使った家族旅行に出かけるときには、つけておきたい補償ですよね。
Q:家族連れや高齢者など、タイプ別におすすめな国内旅行保険は?
「家族連れ」の場合
東京海上日動の国内旅行保険がおすすめです。
家族全員で加入できることはもちろん、台風などの影響で飛行機が欠航となった場合に、宿泊費を補償することができるプランもあり、万が一のときに役立ちます。
「子供(18歳未満)」の場合
au損保がおすすめです。
18歳未満でも加入が可能で、個人賠償に特化したプランでは最大1億円まで補償を拡充することができます。
これなら、予測不能なお子様の行動で他人に迷惑をかけてしまった場合でも安心ですよね。
また、万が一事故が起こった場合、交通費などの補償が最大400万円まで補償されるのもおすすめな理由です。
「学生」の場合
エイチエスの国内旅行保険がおすすめです。
友人同士最大10名まで申し込みが可能で、手続きもネットでスムーズに完結。
補償内容も2タイプのみとわかりやすく、比較的安価な設定なので、費用面でも利用しやすいのが特徴です。
「70歳以上」の場合
74歳までであれば申し込みが手軽にできるau損保がおすすめです。
74歳以上の場合には、東京海上日動や損保ジャパン日本興亜などの代理店での申し込みがおすすめです。
代理店での申し込みの場合は引き受け条件によって、契約ができない場合もあるため事前に相談をしてみましょう。
Q:日帰りの場合でも国内旅行保険に加入できる?
日帰りの場合でも加入できるケースがほとんどです。
しかし、料金は1泊2日分の料金となることが多いため、希望する補償内容と料金で検討するようにしましょう。
また当日の加入が可能な保険もありますが、事故が起こったあとの加入は補償の対象外となります。
余裕を持って、出発までに加入しておきましょう!
おすすめの国内旅行保険まとめ
国内旅行保険の損をしない選び方と、おすすめの商品にいたるまでをまとめました。
海外にくらべて比較的安全な国内旅行でも、万が一に備えて加入しておくと、余計な心配をすることなく楽しめます。
事前に補償内容や年齢制限を確認し、安心で安全な国内旅行を満喫してくださいね!