- 保険の見直しや新規加入で無料相談を利用する際、実際にどのような流れになるのかは気になるところだと思います。そこで今回は、保険の無料相談が具体的にどのような流れで行われるのかを、詳しく見ていきましょう。
じゃあさ、実際にどんな流れで保険相談が行われるのか教えてよ。そうしたらどのくらい時間がかかるのかもイメージしやすいし。
でも、つか夫さんがそこまで時間を気にするなんてどうしたんですか?
暇人なのに。
時は金なりだよ!?
目次
1.保険の無料相談は基本的に2~3回行われる
家計や生活環境が変化してきますと、それに見合った保険を考える必要があります。結婚や出産、住宅購入や子どもの独立などで、求める保障や支払える月々の保険料が変わってくるからですね。
そんな時に、家計や生活環境に応じた見直しをしてくれるのが、保険の無料相談です。お金のプロであるFPや、複数の保険会社と提携している代理店などが、この相談に応じてくれます。
はい。特定の保険屋よりも幅広く保険商品を比較・検討してくれますし、何よりも無料でプロが相談に乗ってくれるので、需要が増えています。そもそも保険について詳しく知らない、加入している保険の内容がわからないといった理由で相談に来る人も多いですよ。
保険の無料相談は面談形式となっていまして、一回に90分ほど時間を要します。基本的に2~3回行われ、その間に悩みや疑問点に応えてくれ、見直す必要がある場合は自分に見合った保険商品を提案してもらえます。
意外と手間がかかるんだね。
そうですね。一回がおよそ90分ですので、全体で270分ほどかかってしまいますね。確かに、約5時間というのは、大きな手間だと思います。
ただ、裏を返せば、それだけじっくりと検討してくれているということですね。保険の知識がない相談者の方でも、納得できるようにサポートしてくれているんです。
2.保険相談の日時や場所はどうやって決まるの?
保険相談の予約を最初にしますが、そのときに面接の時間と場所をこちらから指定することができますよ。最寄り駅付近のカフェやレストランでも、仕事場の近くでもOKです。自宅に来てもらうことも可能ですね。
はい。
ただ、こちらは訪問型の保険相談の場合となっています。ショップ型と呼ばれる保険相談では、保険会社のオフィスでのみ面談ができる形となっています。
3.保険の無料相談での流れ
では、保険の無料相談での具体的な流れについて見ていきましょう。
3-1.保険の無料相談の予約
まず、無料相談の申込みを行いますが、その流れは以下の3つのステップになっています。
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面談の日時と場所は最初のフォーム入力で希望を出し、その後のサイトとのやりとりで確定します。
予約をする段階で、現状抱えている保険に対する悩みや相談内容を伝えるようになっています。ここで記入した内容をもとに、面談でのやりとりが始まるわけですね。
3-2.FP(担当者)によるヒアリング
保険の無料相談は、FPと呼ばれるお金のプロのみで対応する会社が多いです。中には、保険会社のスタッフが対応してくれるところもありますが、できる限りFPの資格を持っている無料相談を選んだ方が良いですね。
FP(担当者)は、保険相談の当日、最初の自己紹介とともに相談者の相談内容を親身に聞いてくれます。
予約の段階で相談内容を記入していますが、より良いアドバイスをもらうためにも自分の考えや悩みなどをきちんと口頭で伝えるべきですね。具体的に保険に関してどんな点に不安や疑問を感じているか、思い当たることはどんどん聞いてもらいましょう。もちろん、家計の悩み、今後の貯金や老後資産なんかについても相談できますよ。
保険だけでなくてもお金に関する悩みなら、FPは答えてくれるんです。
3-3.保険に関する基礎知識の説明
基本的な知識なしに、いきなり保険設計の提案だけをしても、結局相談者は十分に理解することはできません。そんな状態で保険の見直しや新規契約を行うのは危険です。
なので、最初に必要保障額をどうやってだすか、定期・養老・終身といった保険の仕組み、保険料のコストや加入している保険の状態など、最低限おさえるべき基礎知識をわかりやすく説明してくれます。
相談者に合わせて説明をしてくれるので、わからないことがあればこの段階でどしどし質問してしまいましょう。
3-4.必要になる保障内容の測定
実際に相談者の家計分析を行い、その結果をもとにして必要となる保障内容や保障期間などを測定してくれます。これから相談者が抱えるであろうリスクのことも踏まえて測定してくれますよ。
基本的に、一回目の面談中に測定してくれるケースが多いですね。ですが、一回目は相談者のヒアリングや説明に注力し、二回目までに測定結果を資料にしてくれるケースもあります。
3-5.保険設計の作成
必要になる保障内容や保障期間などの測定結果をもとに、担当者が相談者に見合った保険設計を作成してくれます。要は、あなたにはこの保険があっています、と商品を紹介してくれる段階ですね。
その場合は一回目の面談で終わりになりますね。無理に他の保険商品に入り直す必要はないので。担当者も、無理強いはしてきません。
作成された保険設計は、基本的に二回目以降の面談で提示されます。一回目の面談で作成される場合は、保険会社の設計ツールで概要を説明されるといった形になりますね。こういった保障内容でこういった保障期間だと、保険料はこのぐらいで中身はこうなる、といった具合に説明をしてくれます。
そうすることで、ある程度自分に合った保険が見えてきますからね。そして、パートごとにより有利な保険商品を組み入れたシミュレーションをして、相談者のニーズに合った保険の商品に近づけていくんです。
ただ、一回目だとシミュレーションにとどまるケースがほとんどですので、実際の保険商品による本提案は2回目以降だと思ってください。
3-6.現状の保険との比較
保険設計の作成ができた後、現状加入している保険商品の内容と比較してくれます。相違点や作成した保険設計の内容のメリット・デメリットなどを総括して説明してくれるというわけですね。
3-7.最終調整
加入している保険で継続するものはないかどうか、作成した保険に加入するかどうかなどを細かく検討します。
最終調整を通して、世帯全体で支払いを続けていける保険料・ニーズにあった保障内容と保障期間・自身に見合った払込期間など、バランスのとれた保険商品に落とし込みます。
自分が納得するまで、担当者と一緒に保険設計の内容を詰めていきましょう。
3-8.契約の事務手続き
新規に契約が決定した場合、保険契約事務を行います。相談者が行う手続きは、面談最中に行う書類記入だけですね。その他のことは担当者がすべて引き受けてくれます。
事務手続きは、二回目もしくは三回目の面談で行われます。
こちらの手続きが終われば、保険相談は終了となります。それ以降は、担当者が窓口となって契約した保険商品の保険会社とやり取りが行われますよ。
担当者は保険相談以降もずっと保険会社とのパイプ役になってくれますので、わからないことや疑問が出れば、すぐに対応してくれます。
4.保険の無料相談をしたら、必ず保険に入らなければいけないの?
でも、無料相談ってなってるし、やっぱり相談したからには何かしら保険に入らないといけないのかな……。
無料で保険相談をしたからといって、保険に加入する義務はありません。相談時に加入していた保険で十分な場合もありますし、時期を改めて加入したい時も無理に加入する必要はありません。相談だけ乗ってもらうというのもありです。
担当者は、あくまでも相談者にとってより良い保険選びをサポートする立場です。相談者が不利になるような保険に加入させてしまうのでは意味がありません。
例え、相談者にとって有利な保険を紹介してくれたとしても、最終的に加入するかどうかは相談者の判断になります。なんとなく入りたくないことだって、ゆっくり考えてからにしたい場合だってあります。
そういった時は、担当者にその旨を伝えればOKです。
5.まとめ
- 保険の無料相談は基本的に2~3回行われる
- 保険の無料相談での具体的な流れは以下の通り
- ①保険の無料相談の予約
- ②FPによるヒアリング
- ③保険に関する基礎知識の説明
- ④必要になる保障内容の測定
- ⑤保険設計の作成
- ⑥現状の保険との比較
- ⑦最終調整
- ⑧契約の事務手続き
- 無料で保険相談をしたからといって、必ず加入しなければならないというわけではない
時間をかければ、その分担当者も尽力してくれますよ。