アメリカへ行くときに必要となるESTA。
ESTAの取得を旅行会社や代理申請サービスなどに頼むと、多くの手数料を取られてしまうので、自分で申請した方がお得です。
とは言っても、申請のやり方が良くわからない人も多いはず。
どうやら節子もそのうちの1人のよう。
つか夫がその様子を気にかけ、ESTAの申請方法を具体的に教えているようです。
その、ハワイに行くためにはESTAというものが必要らしいのですが、申請方法がいまいち掴めなくて。
代理申請サービスに頼むと高いと聞いたので、自分でやっていました。
確かに、代行サービスに頼むと申請料金が何倍もかかるから、自分で申請した方がお得なんだけど、そもそもESTAってなんだかわかっている?
それから一緒に申請方法を確認していこう。
目次
1.そもそもESTAとは?
名前の通り、インターネットでESTAの申請・取得をするんだ。
ビザ免除プログラムといって、アメリカへ観光やビジネスで短期間(90日以内)滞在する渡航者は、ビザの代わりにこのESTAを取得しないといけないんだよ。
簡単に言えば、ESTAはアメリカへ入国するために必要なものってところかな。
米国国土安全保障省によって義務化されているから、アメリカへ行くには必ず取得しないといけないんだ。
いつまでに取得しなくてはならないのですか?
最悪、出国する前に取得できていれば大丈夫。
出国間際になってESTAの申請を忘れていたことに気づいた場合でも、インターネットを使える環境があれば、その場でESTAを申請・取得することも可能だよ。可能だけど……。
直前の申請だと何かしら問題があるんですか?
ほとんどの場合は申請が終わって数分後に承認を受けられる。
つまり、ESTAをすぐに取得できるってことね。
でも、申請内容が間違っていたり不備があったりすると、ESTAの申請が拒否されたり、保留となって承認を得るまでに72時間もかかったりすることがあるんだ。
遅くとも、ESTAは出発する前日までには取得しておいた方がいいね。
ESTAは一度取得すると2年間は有効なんだけど、パスポートの有効期限が切れると無効になるから気をつけてね。
2.ESTA申請料金は14ドル
公式ホームページで申請をすると、費用は1人14ドルだよ。
ただし、クレジットカードでしか支払いができないから注意してね。
サービスを行う会社にもよるけど、申請料金が50ドルを大幅に超えるところもあるよ。
手数料って恨めしいですね。
だからこそ、自分で申請をすればいいんだよ。
そうすれば14ドルで済むんだからね。
これから一緒にESTAの申請方法を確認していこう。
3.ESTAの申請方法
まずは、ESTAオンライン申請サイトにアクセスしよう。
そうすると「個人による申請」と「グループによる申請」の項目が表示されるでしょ?
今回は「個人による申請」で進めていこう。
なにか出てきましたよ。
よく読んで「確認&続行」をクリックしよう。
3-1.【免責事項】
こちらも問題がなかったら、合意を選択してね。
免責事項では合計で2か所を選択するよ。
3-2.【申請者の情報】
3-2-1.申請者/パスポート情報
それをそのまま記入すればOKだよ。
「姓」には名字を、「名」には名前をアルファベットで入力してね。
例えば、田中花子という名前なら、「姓」には「Tanaka」、「名」には「Hanako」って具合だね。
そうしたら「性別」の項目をクリックで選択しよう。
なんだかややこしい画面に進みましたよ。
出生した市区町村名は、例えば中野区だったら「Nakano-ku」、所沢市だったら「Tokorozawa-shi」または「Tokorozawa-city」といったように記入してね。
○○市の場合は日本語読みをそのまま書いても、英語に置き換えてもどっちでも大丈夫だよ。
「パスポート番号」「発行日」「有効期限」「国籍」「発行した国」などは、パスポートに全部記載されているからそれをそのまま入力しよう。
顔写真が掲載されているページに記載されているよ。
3-2-2.国籍/両親
他の国籍がある場合は、「はい」と選択して、国籍とパスポート番号を入力しよう。
両親の項目も英語で表記だから、アルファベットで間違いのないように入力してね。
両親の項目で、もしも親が故人だった場合は、記入しないのでしょうか?
必ず記入しないといけない項目だから、記入漏れのないようにね。
3-2-3.あなたの連絡先情報
けど、アメリカと日本だと入力の仕方が違うんだよね。
例えば、〒123-4567東京都中野区江古田1-2-3節約マンション202という住所だった場合の英語表記は、
Setsuyaku #202,1-2-3,Ekoda,Nakano-ku,Tokyo,123-4567,Japan |
語順が逆になったり、「〒」のマークが外れたり、部屋番号の前に「#」をつけたりといくつかのルールがあるから気を付けてね。
この例のように書けば間違いないけど、自分の住所をどう英語表記にしたら良いかわからない時は、このサイトを使うと便利だよ!
英語表記にした住所をこれから入力するんですね。
画面を見ながら進めてみよう。
〒123-4567
例の住所だと「1-2-3」
例の住所だと「Ekoda」
例の住所だと「202」
例の住所だと「Nakano-ku」
例の住所だと「Tokyo」
ここは「JAPAN」
例の番号だと「MOBILE」を選択
日本の国番号は「81」で、例の番号だと「8012345678」となる 〈例〉 |
電話番号にはこのようなルールがあったんですね。
あとは自分のメールアドレスを入力すればOK。
3-2-4.勤務先情報
現在と過去で勤務経験がない場合は、「いいえ」を選択するよ。
入力が終わったら「次へ」をクリックして進もう!
3-3.【渡航情報】
ここは、アメリカに来るのは他の国へ乗り継ぐためかどうかを確認する画面だよ。
乗り継ぎのためだけに入国する場合でも、ESTAは必要となるから注意してね。
今回はハワイへ行くわけだから、「米国の渡航目的は、他国へ乗り継ぐためですか?」は「いいえ」を選択しよう。
3-3-1.米国内の連絡先情報
ここは宿泊するホテルの情報で大丈夫だよ。
友達や知り合いの家に泊まる場合は、あらかじめ住所を聞いておこう。
ほとんどの場合、これで大丈夫だよ。
手が止まっているようだけど……。
あ、いえ、なんでもありません……。
あはは……。
3-3-2.緊急連絡先情報
これも入力の仕方は一緒だね。
3-4.【適性格に関する質問】
これはね入国にあたって申請者が適切であるかどうかを判断する質問だよ。
基本的に全部「いいえ」の回答になると思う。
「第三者による代理申請の場合に限定」は、本人が申請している場合はチェックしなくても大丈夫。
3-5.【申請内容の確認】
と言いたいところだけど、まだ入力する欄が残っているよ!
記入に誤りがなかったら、「確認&続行」で進めよう!
長い道のりでした……。
3-6.【支払い】
まだ大事な項目が終わっていないんだ……。
そういえば14ドルの支払いがまだでした。
支払い手続きには期限があるから気を付けてね。
では、情報を入力します。
支払い終えたばかりだから「認証は保留中です」となっているけど、72時間以内には判定が出るよ。
実際にはもっと早く判定が出るから安心してね。
これで申請は終了だよ、お疲れ様!
つか夫さんがいなかったら絶対にできなかったと思います……。
だいたい10~20分もあれば申請できるから、やっぱり自分で申請した方がお得だね。
4.まとめ
- ESTAは個人で申請すると代行申請サービスに比べて何倍もお得
- 公式ホームページの言語設定を日本語に変更すると進めやすい
- 申請にかかる時間は10~20分ほど
旅行会社や代行申請サービスに頼むと申請料金の何倍も余分に支払うことになるので、時間がある場合は自分で申請することをおすすめするよ!
いつハワイに行くの?
誰と?
さっき、滞在先の入力で戸惑っていたみたいだけど……。
その代わり、笑わないでくださいよ?
その、つか夫さんといつかハワイに行きたいなぁと思っていたんですが、ESTAがないと入国できないと聞いて、それで、あの……。
あはは、そりゃ滞在先なんて未定だもんね、悩むはずだ。
それで、滞在先はどこを記入したの?
ハワイに来る時は旦那を連れて遊びにおいでよ、と言われていたので丁度いいかなって思ったんです。
でも、ESTAには2年の有効期限があるとは知りませんでした。
ハワイ旅行の予定があったら、日々の節約にも目標ができていいかなって思ったんですけどね。
僕も節子もハワイは行ったことなかったし、折角ESTAを申請したんだ。
良い機会だよ!
お互いにいつも頑張ってるご褒美は必要だよね?
そうですね、楽しみにしています!
お土産いっぱい買うぞー!
予算も決めた方が良さそうですね。