自動車には多くの税金がかかります。自動車の維持にはもちろん、購入時にもかかります。
出費で生活が苦しくならないためにも、自動車を購入する前に、自動車にはどのような税金がかかるのかを知っておいたほうが良いでしょう。新車を購入しようとするつか夫と節子の夫婦も、どうやらそのように考えているみたいですね。
車を購入するその瞬間から、車を手放すその時まで、どんな税金がいくらかかるのかあらかじめ知っておきたいのですよ。
どの程度お金がかかるのかがわかれば、日々の節約にもやる気や使命感が出ますからね。
じゃあ、車にかかる税金について細かく見ていこうか!
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1.自動車を取得する際にかかる税金
まずは、車を買うときにかかる税金について見ていこう!
1-1.自動車取得税
車を購入するときにかかる税金が自動車取得税。自動車取得税は、車の本体価格の3%に当たる金額だよ。
新車でも中古車でも課税されるよ。
ただ、自動車の本体価格が50万円以下だった場合は課税の対象外になるんだ。ほとんどの場合、購入したお店がナンバープレートの登録と一緒に納税してくれるから、どこに支払いに行けばいいんだろう、って悩む必要はないよ。
1-2.消費税
細かく言うことでもないかもしれないけど、車の購入時には消費税がかかることを忘れないでね。
平成28年の6月現在の消費税は8%。車はとても高額な商品だから、例え8%であっても大きな出費だよ!!
150万円の車を購入したとしたら、消費税は12万円……。
12万円あったら……。
アメリカに行ける!!!
……ちょっと欲張りすぎじゃない?
2.自動車の維持にかかる税金
次は車の維持にかかる税金についてだよ!
2-1.自動車重量税
自動車重量税は、所持している車の重さや経過年数に応じて課税される税金のこと。新車購入時と車検時に、支払うんだ。
購入したお店や車検を行うお店が自動車重量税を徴収して、国に納めてくれるよ。自動車取得税と同じで、業者が行ってくれるってわけだね。
車の所有者は、毎年この税金を納めなければいけないんだ。でも、支払う場面は新車購入時と車検時。これってどういう意味か分かる?
あっ、まとめて自動車重量税はまとめて支払わなければいけないってことですか?
新車を購入してから次の車検までは3年の期間がありますから、3年分。
車検は2年ごとに行いますので、2年分。
これらをその都度まとめて支払うんですね!
その通り!
新車購入時は3年分を、そして車検時には2年分の自動車重量税を支払うってことさ。数年分を一括で支払うわけだから、出費の不安は大きいんだ……。
自動車重量税は所持している車が新車登録してから何年経過しているか、何トンあるか、によって変わってくるけど、金額はこんな感じだよ。
- 年間の自動車重量税
車両重量 |
年間にかかる自動車重量税 |
|||
登録から13年未満 |
登録から13年経過 |
登録から18年経過 |
||
平成28年3月31日まで |
平成28年4月1日以降 |
|||
軽自動車 |
3.300円 |
3,900円 |
4,100円 |
4,400円 |
0.5トン以下 |
4.100円 |
5,400円 |
5,700円 |
6,300円 |
0.5トン超~1トン以下 |
8.200円 |
10,800円 |
11,400円 |
12,600円 |
1トン超~1.5トン以下 |
12,300円 |
16,200円 |
17,100円 |
18,900円 |
1.5トン超~2トン以下 |
16,400円 |
21,600円 |
22,800円 |
25,200円 |
2トン超~2.5トン以下 |
20,500円 |
27,000円 |
28,500円 |
31,500円 |
2.5トン超~3トン以下 |
24,600円 |
32,400円 |
34,200円 |
37,800円 |
※ 平成27年5月1日から平成29年4月30日までに継続検査、中古車の新規登録等を行う自家用車、検査対象軽自動車(二輪を除く)の場合
※ 国土交通省:平成27年5月1日から平成29年4月30日までに新車新規登録等を行う場合の税額表等より(http://www.mlit.go.jp/jidosha/kensatoroku/sikumi/zyuuryouzei.pdf)
1トンを下回る軽自動車だと、料金は安上がりになるね。
軽自動車は700kg前後、一般的な乗用車は1.5トン前後、大型のミニバンなんかは2トン前後。参考までにだけど、車の重さはだいたいこんな感じだね。
2-2. 自動車税
毎年、4月1日に車の所有者に対して課税されるものが自動車税。4月1日の時点で所有していた人に、納税通知書が届くんだ。納税通知書に従って、5月の末日までにお金を支払えばOK。
ちなみに、4月1日を過ぎてから車を売却したとしても、支払う義務があるよ。ただ、そういった場合だと、車の登録を抹消する際に、自動車税の還付申告をすることができるんだ。そうすると、車を所有していない期間の分だけ、支払った自動車税が戻ってくるよ。車を廃車する時も、同じことが言えるね。
それと、車を購入した時は、登録の手続きをした翌月から次の4月1日まで、月割りされた自動車税を納めることになるよ。つまり、車を所有している間は税金を納めなさいってことだね。ただ、軽自動車の場合はこの月割りの支払いがないよ。
それで、お値段は?
自動車税は、所有している車の総排気量によって金額が変わってくるよ。
こんな感じ。
- 年間の自動車税
自動車税(年間) |
||
乗用車の総排気量 |
1リットル以下 |
29,500円 |
1リットル超~1.5リットル以下 |
34,500円 |
|
1.5リットル超~2リットル以下 |
39,500円 |
|
2リットル超~2.5リットル以下 |
45.000円 |
|
2.5リットル超~3リットル以下 |
51,000円 |
|
3リットル超~3.5リットル以下 |
58,000円 |
|
3.5リットル超~4リットル以下 |
66,500円 |
|
4リットル超~4.5リットル以下 |
76,500円 |
|
4.5リットル超~6リットル以下 |
88,000円 |
|
6リットル超 |
111,000円 |
※自家用の乗用車の場合
※東京都主税局の自動車税税額表より
(http://www.tax.metro.tokyo.jp/kazei/car.html)
自動車税、あなどれませんね。
僕が乗っていた昔の車は2,000cc超えていたからなぁ。2,000ccを超える車は45,000円以上かかるわけだし、あいたたた……って感じ。
2-3.ガソリン税・石油税
車を走行させるには燃料が必要だよね?今は電気や水素で走る車も販売されつつあるけど、だいたいの人はガソリンを使用していると思う。そのガソリンの値段に含まれているのが、ガソリン税と石油税だよ。
ガソリン税は、1リットルあたり53.8円、石油税は2.54円。しかも、この2つの税には消費税もかかるんだ。
3.まとめ
自動車には以下の税金がかかる
- 自動車取得税
- 消費税
- 自動車重量税
- 自動車税
- ガソリン税・石油税
そもそも車自体が高い商品だし、その上に毎年多くの税金がかかるんだ。
便利なものにはお金がかかるってね、ははっ。
でも、最近は環境にやさしい車だと税金もいくらか免除されるようになっているし、そもそも軽自動車なら維持費も比較的安く済む。
そういった面も考えながら、新しい車を探していこうよ。