Wi-Fiルーターの選び方!一番速い無線LAN環境の構築方法2019

パソコンやスマートフォンといった通信機器をはじめ、さまざまなIoT家電が増え続ける昨今でインターネットは私たちの生活からは切っても切れないものとなって密接しています。

そんな便利な文明の利器を家庭内で場所を選ばず利用するには、無線で電波を飛ばしてくれるWi-Fiルーターが必要となってきますが、「回線が遅い」「通信が不安定」などのストレスを感じることなく利用するためには安定したWi-Fi環境が必要になってきます。

この安定したWi-Fi環境を作るためには、Wi-Fiルーター選びが1つの重要な項目となってくるのはご存じでしょうか。

「電波が飛んでいるから問題ない」「そもそもWi-Fiルーターを気にした事がない」といった声も多く聞こえてきそうですが、それは安定したWi-Fi環境を整える上では間違いです。

そこで今回は皆様の利用環境に合わせた用途別おすすめWi-Fiルーターをご紹介させて頂きますので、是非皆様のデジタルライフの向上にお役立てください。

Wi-Fiルーターの選び方1:速いかどうか

「通信速度の速さ=快適なWi-Fi環境」に直結すると言っても過言でない重要項目です。

例えばどんなに高性能なエンジンを搭載したスポーツカーを用意しても、走る道路が舗装もされず幅も狭く渋滞しやすい道だとその車の性能を発揮する事ができません。

上記の例に沿って「車=インターネット回線」「道路=Wi-Fi(無線電波)」と捉えて頂ければ、その重要性をご理解いただけるかと思います。

ではその通信速度を引き出すために必要な条件を挙げていきますので、下記をご覧ください。

速い条件1:5Ghz帯対応か?

対応 →速い
× 非対応→遅い

Wi-Fiルーターに利用される周波数帯としては2.4GHzと5GHzの帯域があり、それぞれの特徴があります。最近のモデルは2.4Ghzと5Ghzの両方に対応

2.4GHz

  • 直進性が強く障害物にも強いため遠くまで電波が届く
  • 多くの家電製品でも利用されている周波数帯のため、混線や干渉を起こしやすく接続が不安定になることが多い
5GHz

  • 障害物に弱いため遠くまで電波を飛ばせないが、近距離であれば2.4GHz帯よりも通信速度は速い
  • Wi-Fiルータ専用の周波数帯のため、電波干渉を受けることなくスムーズな通信が可能

このように条件さえ揃えば、5GHz帯の電波を利用した方が快適な通信が確立するので、通信速度を求めるのであれば5GHz対応のWi-Fiルーターが必要になります。

速い条件2:11ac対応か?

対応 →速い
× 非対応→遅い

前述の電波周波数帯をさらに周波数帯と通信速度によって区分けされた、無線LAN規格が存在します。

通信速度の速いWi-Fiルーターを選ぶ際には、この無線LAN規格も重要な選定ポイントになってくるので見落とさないように注意が必要です。

結論からお伝えすると、無線LAN規格「11ac」対応のWi-Fiルーターを選んでおけば、現環境での速度の速い通信に対応しているので問題ありません。逆に言うと「11ac」に対応していないWi-Fiルーターは現代の高速通信を無線LANとして最大限有効活用できない機種となります。

この無線LAN規格は「IEEE802.11」と表示され、文頭のアルファベット部分を「アイトリプルイー」と読み、後ろの数字部分を「エイトオーツー ドット イレブン」もしくは「はちまるに てん  いちいち」と読まれることが多いです。

「11ac」とは「IEEE802.11」規格の中で分類されたもので正確には「IEEE802.11ac」という表示になります。

他にも「11b」や「11n」といった規格が存在し、通信速度の速い順から以下のようになります。

「IEEE802.11ac」>「IEEE802.11n」>「IEEE802.11a」>「IEEE802.11g」>「IEEE802.11b」

他にも「11ad」「11ax」という無線LAN規格が存在し、どちらも「11ac」より速度の速い通信に対応していますが、「11ad」は解放されたものの一般的な普及には至らず、「11ax」は次世代規格として今後対応機種を増やしていくという段階で現状では対応機種も限られています。

そんな開発の手を緩めることのない通信業界が描く今後の流れとして、「IEEE802.11○○」でまとめられている現在の通信規格がよりシンプルな「Wi-Fi○」という表示に変更され、セキュリティ精度が向上したWPA3なども普及されていくそうです。

無線LAN規格(新規格) 理論上最大通信速度 周波数帯
IEEE802.11b 11Mbps 2.4GHz
IEEE802.11g 54Mbps 2.4GHz
IEEE802.11a 54Mbps 5GHz
IEEE802.11n(Wi-Fi 4) 600Mbps 5GHz/2.4GHz
IEEE802.11ac(Wi-Fi 5) 6.9Gbps 5GHz
IEEE802.11ax(Wi-Fi 6) 9.6Gbps 5GHz/2.4GHz

新たな無線LAN規格の説明なども入りましたが、「11ac/5GHz」対応のWi-Fiルーターを購入しておけば皆さんのご家庭内に何ら問題なく快適なWi-Fi環境を構築することが可能といえるでしょう。

速い条件3:IPv6は対応か?

対応 →速い
× 非対応→遅い

無線LANでインターネットを利用する際、快適に利用できる通信速度を維持する条件として気にしておきたいのがWi-FiルーターのIPv6対応しているかどうかです。

IPv6は、以前利用されていたIPv4のIPアドレスが枯渇するという問題から開発された新しいIPアドレスで、IPv6の開発に伴いIPv4がメインのIPアドレスとして利用されていた当時のPPPoEという接続方式から、IPoEという接続方式が新たに開発されました。

IPアドレスとは「接続するWi-Fi機器に割り当てられる個別アドレス」で、IPv4とIPv6自体に通信速度の差があるわけではなく、その接続方式のPPPoEとIPoEに通信速度向上の要因があります。

このIPアドレスと接続方式に関しての説明は専門的な要素が入りすぎるので、下記のようなイメージで捉えて頂ければ良いでしょう。

IPv4/PPPoE

1つの車線を皆で走って渋滞してしまう

IPv6/IPoE

車線が沢山あるので渋滞もなく快適に走れる

注意点としてIPv6の恩恵をすべて受けるためには、IPv6対応モデルのWi-Fiルータを用意するだけでなく接続機器・ネット回線・プロバイダの全てがIPv6に対応している必要があります。

IPv6対応おすすめプロバイダ

プロバイダ 月額料金
DTI

集合住宅:680円~
戸建て:951円~

BIGLOBE

集合住宅:650円~
戸建て:1,000円~

OCN

集合住宅:650円~
戸建て:1,100円~

@nifty

集合住宅:950円~
戸建て:1,200円~

so-net

集合住宅:900円~
戸建て:1,200円~

GMO

集合住宅:530円~
戸建て:760円~

BBexcite

集合住宅:700円~
戸建て:700円~

Plala

集合住宅:600円~
戸建て:1,000円~

ASAHIネット

集合住宅:700円~
戸建て:780円~

光回線提供事業者・利用地域・キャンペーン・オプションによって利用料金は変動します。

補足として、一部オンラインゲームやネットワークカメラを利用する際は、「ポート開放」に対応したモデルのWi-Fiルーターを選択した方が無難です。

無線LANの利用人数

Wi-Fiルーターを選ぶ際に「利用人数」もしくは「接続台数」も重要なポイントです。

Wi-Fiルーターによって同時接続をした利用可能台数は定められており、その定数はWi-Fiルーターの性能・アンテナ数に依存します。

まずWi-Fiルーターの利用可能台数以上の接続をしてしまうと、そのWi-Fiルーターのキャパシティを超えてしまうため、本来の性能を発揮することができず通信速度が激減したり通信が止まってしまう可能性もあります。

他にも、定められた接続台数以内の利用であっても、複数のWi-Fi機器で同時に大容量の通信を行った際は通信速度の低下などの症状が起こる場合があるので、Wi-Fiルーターに定められた接続可能台数や利用人数はあくまで目安として捉えて、自身の利用シーンに合わせて利用するWi-Fiルーターを選ぶのが良いでしょう。

無線LANを使う家の間取り

上記の利用人数と併せてチェックしたいのが、利用する住居の「部屋の間取り」です。

利用人数・接続台数をカバーした後は、「どこまでWi-Fiルーターで電波を飛ばしたいのか」という点から利用するWi-Fiルーターをさらに選定していきます。

Wi-Fiルーターは設置している場所から距離が開いたり、壁などの障害物を間に挟むほど、電波は弱くなり通信速度は低下します。

それを踏まえて、家庭内の隅々まで電波を飛ばしたい場合は実際の間取りよりも1つ上の間取りに対応したWi-Fiルーターがあれば安心です。

もし利用する住居の壁や材質に、鉄筋などの電波をはじきやすい素材が多く使われている場合は、電波強度を強くする「ビームフォーミング」やアンテナの向きを自身で変更できる外部アンテナが搭載されたモデルを選ぶと良いでしょう。

まとめ:速くて快適なスペックのWi-Fiルーターを選ぼう!

今回は速くて快適なWi-Fiルーターの選び方を紹介しました!

無線LANルーターを選ぶ際に比較するポイントは以下のとおりです。

無線LANルーター比較ポイント

  1. 速度(5GHz、11ac、IPv6の対応状況)
  2. 利用人数・最大接続端末数
  3. 部屋の間取りの対応の状況

比較ポイントを抑えてWi-Fiルーター選びの参考にしてくださいね!

狂乱御宅
ガジェットと車が大好きなWebライター。これまでに買ったスマホは100台以上。所有する車はマツダRX-7。
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