洗濯乾燥機は、いつでも洗濯物を乾燥させてくれる主婦の味方。
「でも、電気代はお高いんじゃないの?」
そう疑問に感じる人は、多いのではないでしょうか?
「結局、1回の乾燥にはいくらかかって、月の出費はどうなるの!?」
そんな質問に、節子がずばっと回答してくれるみたいですよ。
長年使っていましたので、寿命を迎えたんだと思います。
じゃあ、修理じゃなくて、新しいのを買う感じ?
季節はちょうど梅雨ですし、洗濯乾燥機に買い替えるには良いタイミングかと。
1回の乾燥に200円はかかるって母さんに言われた気がするんだけど。
今どきの洗濯乾燥機はそんなに高くありませんよ。
そうしたらきっとつか夫さんはその優良ぶりを理解し、私に買ってあげたくなるでしょう、うふふ……。
目次
1.洗濯乾燥機の種類
洗濯乾燥機は、大きく3つの種類に別けられます。
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この3つの種類でかかる電気代は異なります。これから、縦型とドラム型、ヒーター乾燥とヒートポンプ乾燥の違いについて、それぞれ説明します。
1-1.縦型とドラム型
まずは、洗濯乾燥機の型について。洗濯乾燥機の型には、縦型とドラム型の2種類あります。
【縦型】
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縦型は日本で多く見られるタイプの物ですね。上から衣服を入れて、大量の水でこすり合わせるように洗い、その後乾燥させます。
ただ、縦型は乾燥にあまり適していないんですよ。横回転で遠心力を用いるので、衣類が下に溜まりやすく、乾燥に時間がかかってしまうのが主な理由ですね。
側面に衣服が張り付きやすく、空気が通りにくくなるという理由もあります。また、側面に張り付いた衣服をそのまま乾かすので、シワがつきやすいんですよ。
【ドラム型】
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ドラム型は縦型と洗い方が異なります。縦回転によって、衣服を上から下に落として叩き洗いするのが特徴ですね。
縦型と違い、衣服を落とす際に乾燥させるので乾きやすいです。ドラム型の方が乾燥させるのに適した構造になっているということですね。
ドラム型は衣服をほぐしながら乾燥させることが可能なので、シワがつきにくいというメリットもありますよ。
乾燥のことを考えますと、ドラム型の洗濯乾燥機を選んだ方が良いと思います。
1-2.ヒーター乾燥とヒートポンプ乾燥
次は乾燥方法について。乾燥方法にはヒーター乾燥とヒートポンプ乾燥の2種類があります。
【ヒーター乾燥】
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縦型の乾燥洗濯機は、すべてヒーター乾燥を用いています。高温度の熱風で衣服を乾燥させるので、電力を消費しがちですね。
「温度が高い方が、乾きも良いじゃん!」と思われるかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。衣服によって差はありますが、温度を上げるよりもまんべんなく風を通した方が、乾きが早くなるケースが多いようです。
【ヒートポンプ乾燥】
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ヒートポンプ乾燥は非常に省エネです。衣服も傷みにくいので、ヒートポンプ乾燥の方がヒーター乾燥よりも優れていると言えますね。
乾燥機能を頻繁に使おうと考えているのなら、ヒートポンプ乾燥を使っている洗濯乾燥機を選んだ方が良いですよ。
2.1回の乾燥にかかる料金はいくら?
洗濯乾燥機の違いも理解したところで、洗濯乾燥機にかかる電気代を種類別に見ていきましょう!
2-1.縦型でヒーター乾燥のタイプ
縦型でヒーター乾燥の洗濯乾燥機を使った場合、1回あたりの消費電力はおよそ2,300Whほどで、約60円の電気代がかかります。
母さん、1回で200円もかからないじゃないか……。
(つか夫さんのお母さん、コインランドリーでのことを言っていたのかしら。)
もちろん、商品や電気料金のプランによって金額に差はありますので、あくまで目安ですけどね。ちなみにこちらの金額は、5kgの衣服を洗濯し、乾燥させた際にかかる電気代になっています。
2-2.ドラム型でヒーター乾燥のタイプ
ドラム型でヒーター乾燥の洗濯乾燥機を使った場合、1回当たりの消費電力はおよそ1,900Whほどで、約50円の電気代がかかります。
こちらも、商品や電気料金のプランによって金額に差はあります。
この金額は、6kgの衣服を洗濯し、乾燥させた際にかかる電気代となっています。
ドラム型は縦型よりも乾燥容量が大きく、その上、乾燥にかかる電気代も安いので、私たち主婦にとって嬉しいことですね。
2-3.ドラム型でヒートポンプ乾燥のタイプ
ドラム型でヒートポンプ乾燥の洗濯乾燥機を使った場合、1回当たりの消費電力はおよそ600Whほどで、約15円の電気代がかかります。
ヒートポンプ乾燥って、そんなにヒーター乾燥よりも安くなるの?
そうなんですよ。ヒートポンプ乾燥は非常に省エネなんです。こちらも、商品や電気料金のプランによって金額に差はあります。この金額は、6kgの衣服を洗濯し、乾燥させた際にかかる電気代となっています。
洗濯乾燥機の中でヒートポンプ乾燥を用いているものは、その省エネ具合により、各メーカーから強く推奨されています。
主婦代表として、私も強く推奨いたします。(ニコッ)
2-4.それぞれの種類と比較
それぞれの洗濯乾燥機で、電気代を比較してみましょうか。
- 洗濯乾燥機の種類とその電気代
洗濯乾燥機の種類 | 乾燥容量 | 消費電力 | 電気代(1回あたり) | |
縦型 | ヒーター乾燥 | 5kg | 約2,300Wh | 約60円 |
ドラム型 | ヒーター乾燥 | 6kg | 約1,900Wh | 約50円 |
ヒートポンプ乾燥 | 6kg | 約600Wh | 約15円 |
こうして見ると、ドラム型でヒートポンプ乾燥の洗濯乾燥機が、他の2つと比べて消費電力が圧倒的に少なく、電気代が3倍以上も安いことがわかりますね。
雨季のような洗濯乾燥機を使う頻度が多い時には、大きな節約効果が期待できます。乾燥に適しているドラム型と、省エネに特化したヒートポンプ乾燥の組み合わせは魅力的ですね。
3.乾燥機の月にかかる電気代の目安
1回にかかる電気代がわかると、次は月にかかる電気代が気になりますよね。
月に洗濯乾燥機を使用する頻度は、家族の人数や衣服量、雨の日の数に応じて変わります。2日に1回・毎日1回・毎日2回、それぞれ乾燥容量いっぱいで回した場合の月の電気代はこんな感じです。
- 洗濯乾燥機の月の電気代
1回/2日 |
1回/1日 |
2回/1日 |
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縦型でヒーター乾燥 |
約900円 |
約1,800円 |
約3,600円 |
ドラム型でヒーター乾燥 |
約750円 |
約1,500円 |
約3,000円 |
ドラム型でヒートポンプ乾燥 |
約225円 |
約450円 |
約900円 |
ちなみに、1人の1日分の洗濯物量は、約1.5kgと言われています。4人家族の場合でしたら、約6kgですね。
毎日2回使っても、ドラム型でヒートポンプ乾燥の洗濯乾燥機だと1,000円を超えません。思っていた以上に、電気代がかからないでしょう?ちなみに、年間で考えますと、こんな感じです。
- 洗濯乾燥機の年間の電気代
1回/2日 | 1回/1日 | 2回/1日 | |
縦型でヒーター乾燥 | 約10,920円 | 約21,900円 | 約43,800円 |
ドラム型でヒーター乾燥 | 約9,100円 | 約18,250円 | 約36,500円 |
ドラム型でヒートポンプ乾燥 | 約2,730円 | 約5,475円 | 約10,950円 |
年間で考えますと、より電気代の差が大きく見えますね。
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4.まとめ
- 洗濯乾燥機の電気代は種類によって異なる
- 洗濯乾燥機は大きく3種類ある
- 1.縦型でヒーター乾燥のタイプ
- 2.ドラム型でヒーター乾燥のタイプ
- 3.ドラム型でヒートポンプ乾燥のタイプ
- 1回の使用にかかる電気代は、
- 縦型でヒーター乾燥のタイプ……約60円
- ドラム型でヒーター乾燥のタイプ……約50円
- ドラム型でヒートポンプ乾燥のタイプ……約15円
- 毎日1回使用した場合の月にかかる電気代は、
- 縦型でヒーター乾燥のタイプ……約1,800円
- ドラム型でヒーター乾燥のタイプ……約1,500円
- ドラム型でヒートポンプ乾燥のタイプ……約450円
最近の洗濯乾燥機は省エネなんだね。
毎日のように使うものですから、できる限り節約効果の高い商品を選んだ方がお得ですね。
さて、つか夫さん。
私たちの洗面所をご覧ください。
何か怖いんだけど……。
洗濯前の衣類がたくさんあるね。
そしてあちらにあるのは?
長年使ってましたし、壊れてしまうのもしょうがないことですね。
ところで、今週のお天気は?
つか夫さんが着るワイシャツを洗濯して、しっかり乾かさないといけないのに……。
というわけで、つか夫さん。
これから一緒に家電屋さんに行きましょう。
洗濯乾燥機が欲しいです!!
OK、わかったよ。
壊れちゃったものはしょうがないし、今日は家電屋でデートといこうか!