絶対に貯金を成功させる3つの方法!ズボラな人こそ効果ありな強制貯金術とは?

貯金 成功

貯金は、精神論や根性論だけで成功するものではありません。今月は頑張るぞ!と意気込んでいても、貯まらない時は貯まらないものです。ですが、やり方によっては絶対に貯金を成功させることも可能です。今回は、強制力のある貯金術を紹介いたします。この方法は、お金を使いすぎてしまうズボラな人にこそ効果を発揮しますよ。

つか夫

あー、お金を使うのって気持ち良いなぁ。
もし宝くじを当てても、一日で使い切れる自信があるよ。

節子

その自信は恐ろしいですね……。
使うのも良いですけど、今月はちゃんと貯金できたんですか?

つか夫

聞かないで……。

節子

はぁ、つか夫さんは本当にお金を使うばかりですね……。

つか夫

やる気はあるんだよ?ちゃんと貯めようとも思っているし!
でも、気合いだけじゃどうにもならないことがあるんだよね、世の中には……。

節子

まぁ、つか夫さんが貯金に対して前向きなのは知っています。
問題は、そのお金に関してズボラな性格ですね。
ちょっと強制力の強い貯金術を教えますので、トライしてみてください。

つか夫

その方法を使えば、こんな僕でも貯金できる……?

節子

はい。
必ずお金を貯める方法ですからね。
その分、つか夫さんはお金の使い方を強制的に見直すことになりますが、覚悟は良いですか?

つか夫

う、うす!
この浪費癖が直るのなら、ばっちこいだよ……!!

 

1.貯金が苦手な人は、貯まる環境を強制的につくるべし!

貯金 強制

よくある勘違いは、「貯金は気合い!根性で生活費を削って、その分を貯金に回す!決意があればできるはずだ!」といった精神論です。精神論だけで貯金はできません

つか夫

え、待ってよ。貯金って結局は精神論じゃないの?
収入が上がらない限り、我慢しないとお金なんて貯められないでしょ……。

それは貯金できない人の典型的な考え方ですね。気合いと根性だけでやり遂げようとしても、ストレスばかり溜まって長続きしません。

無理なダイエットはリバウンドを起こしやすいですよね?同じように、貯金も嫌々やっていると、いつかその反動でお金を大量に浪費してしまいます。下手をすると、貯金を始める前よりもお金が無くなる、なんてことに。実際に、このような事例は少なくありません。

特に、自制や自己管理が甘い人ほど、失敗します。

つか夫

じゃあ、どうすれば良いの?

自分の意識とは関係なく、自動的にお金が貯まる環境をつくり出せば良いんですよ。貯金しなきゃと考えることなく、強制的に貯金される仕組みを設置するんです。

そうすれば、気合いや根性といった精神に左右されることなく必ず貯金できますよね?その強制的に貯まる貯金方法を、今から紹介します。

 

 

2.絶対に貯金を成功させる「先取り貯金」の3つの方法!

先取り貯金

強制的に貯金される仕組みとは、毎月入ってくる給料から貯金する金額分を先に引き、残った金額だけを自由に使えるようにする方法を指します。

そもそも、貯金分を引いた金額しか使えなくするので、頑張る頑張らないに関係なくお金が貯まるといった考え方ですね。

つか夫

手取りが30万円で毎月3万円貯金する場合は、給料日に27万円が手元に残るってこと?

その通りです。
この方法は「先取り貯金」と呼ばれ、貯金ができている人に必ずと言って良いほど実践されています。

では、その先取り貯金のやり方を、3つほど紹介します。

 

2-1.財布を4つに分けて使う

1つ目の先取り貯金のやり方は、財布を4つに分ける方法です。

つか夫

え、4つも財布を用意しなくちゃいけないの?

いえ、毎月入ってくる給料を4つの項目に振り分けるという意味です。実際に財布を4つに分けて管理しても良いですが、口座を利用した方がやりやすいでしょう。クレジットカードや口座引き落としの出費に対応しやすいですからね。

振り分ける項目は、以下の4つにするのがおすすめです。

  1. 貯金
  2. 生活費(食費、水道光熱費、日用雑貨費など)
  3. 固定費(住宅費、学費、保険料、通信費、自動車維持費など)
  4. その他(交際費、趣味など)

まず、給料が入った時点で、貯金額を差し引きます。次に固定費、生活費、その他の費用、といった順序で金額を振り分けます。

そして、実際に振り分けられた金額内でやりくりしてください。この方法を続けていけば、確実にお金を貯められますよ。

つか夫

簡単に言うけどさ、今までよりも使える金額が減るわけでしょ?
それで生活できるのか心配だよ……。

辛いように聞こえるかもしれませんが、人はお金が余ればどうしても使いたくなってしまう一方で、なければないで工夫してやりくりできます。というよりも、ムダな出費を何とか削ろうと努力するんです。

たいがい、お金が貯まらない人はムダな出費が多く、そのせいで毎月お金が残りません。給料を4つに分けて先取り貯金をすれば、否が応でもお金の使い方を改めなければなりません。そうやって、お金を管理する意識と共に、浪費を無くしていきましょう!ムダな出費分がそのまま貯金になると考えれば、臆する必要はありませんね?

ただ、どう考えても生活が困難になるような先取り貯金は避けてください。まずは月々の出費額を確認し、無理のない貯金額を把握しましょう。

でないと、結局貯めた分の貯金を引き出してしまい、一向にお金が貯まりません。加えて、貯金を引き出す癖がついてしまったら、余計にお金の管理ができなくなってしまいますからね。

4つの項目に分ける先取り貯金の例
(手取り収入が30万円の夫婦)

貯金:6万円

固定費:12万円
実際に使った金額11万5千円
内訳:家賃7万円、保険2万円、通信費1万5千円、その他1万円
余り:5千円

生活費:8万円
実際に使った金額:7万5千円
内訳:食費3万円、水道光熱費1万5千円、日用品1万円、その他2万円
余り:5千円

その他:4万円
実際に使った金額:3万2千円
内訳:外食&飲み会1万5千円、衣服類1万2千円、その他5千円
余り:8千円

 

【年間の貯金額】
約90万円
※他の項目で余った金額の一部を貯金したため

2-2.自動積立定期預金を利用する

2つ目の先取り貯金のやり方は、自動積立定期預金を利用する方法です。

自動積立定期預金とは、毎月決まった日に、決められた金額が自動的に積立される預金のことです。簡単に言えば、給料日に自動積立定期預金の口座で強制的に先取り貯金がされるわけですね。

積立期間は、用途に応じて任意に決めることができますし、ボーナスといった臨時収入が出た場合でも、その分の上積み預金が可能です。

こちらのやり方は、自分で財布や口座にお金を割り振るよりも、強制力が強くなっています。自動的に貯金額が差し引かれる上に、一度お金を入れると、定めた期日まではお金を引き出すことができませんからね。

つか夫

緊急の時でも引き出せないの?

厳密に言えば可能ですが、解約の手続きや積立金の引き出し申請をしなくてはならないので、
非常に手間がかかります。

簡単に貯金を使うことができないので、お金を貯めるを環境としては最適ですね。

つか夫

うおぉ……。
めちゃくちゃ貯金に特化してるね、この自動積立定期預金って。
先取り貯金としての強制力強いなぁ。

絶対にお金を貯めようとするのなら、このようなの強制力を有効に活用しないとですね。

2-3.貯蓄型保険で資産をつくる

3つ目の先取り貯金のやり方は、貯蓄型保険で資産をつくる方法です。こちらは先取り貯金というより、固定費として毎月強制的にお金を貯めるやり方ですね。

貯蓄型保険で資産をつくるやり方は、給料を4つの項目に振り分けたり、自動積立定期預金を利用したりするよりも高い強制力を持っています。

つか夫

他の2つよりも……ごくり。

そもそも、貯蓄型保険というのは、資産を運用できる保険のことを指します。

要は、60歳や65歳といった保険料払込期間の満期で、もらえる解約返戻金が支払った保険料の総額を超えるんですよ。

ドル建てのような利率の良い貯蓄型保険なら、満期の時点で解約返戻率は120%ほどになりますので、低金利な銀行よりも貯金が貯まりやすいです。現在の銀行口座では、基本的に利率は101%にも満たないですからね。

ちなみに、貯蓄型保険は10年といった短期間の払込期間にも設定でき、期間が短くなればなるほど、解約返戻利率は高くなっていきますよ。満期時に解約しなければいけないという決まりはないので、そのまま寝かせておいて、より利率を上げることも可能ですね。

つか夫

なるほど。とは言っても、これって保険でしょ?
保険で貯金ってなんか違う気がするような……。

流動性が極端に低く、通常の貯金に比べて期間が長くなりますので、貯金というよりは資産運用と言った方が正しいかもですね。

貯蓄型保険のデメリットは、満期前に解約をしてしまうと、元本割れを起こしてしまうところです。なので、定めた期日までは支払ったお金は使えないと考えなければいけません。

でも、逆に言えば、お金を貯める上ではこの上ない強制力を持ちます。途中で解約してしまえば損することになりますし、保険料も毎月必ず支払わなければなりませんからね。

自分が必要とする保障を付け、無理のない保険料で有効活用しましょう!老後の資産を残すためでも、学費のために利用するでも、絶対にお金を貯めたいという場合には、保障も付いて強制力もある、心強いパートナーになってくれますよ。

 

 

3.まずは貯めたい金額を考えよう!

貯金 目標金額

先取り貯金のような強制力の強い貯蓄方法を試す前には、必ずやってほしいことがあります。

つか夫

なになに?

毎月の収支の確認と、目標貯金額の設定です。
そもそも、自分が毎月何にいくら使っているのかを把握していないと、効率の良い節約ができません。加えて、無謀な金額を先取りしてしまう可能性も出てきます。

収支の管理ができて初めて、無理のない先取り貯金額がわかりますよ。貯金はとにかく目標金額まで継続することが大切ですからね。

そして、その目標金額が決まっていれば、必要になる時期から金額を逆算して、毎月貯めるべき金額を導き出すことができます。

収支の把握で無理のない範囲を知り、その中で、目標金額を目指した毎月の金額を設定する。このことに手間をかけるかどうかで、貯金の出来は大きく変わってきますよ!

つか夫

コツコツと長期的に貯めるのは、貯金の大前提だもんね。
ムダな出費を減らすためにも、毎月の適性金額を導き出すためにも、必要なことだね!

先取り貯金をすると強制的にお金が貯まる代わりに、否が応でもお金の使い方を改めなければなりません。今までのようなお金の残らないやり方では、収支が赤字になってしまいますからね。お金の管理が甘い人は、この強制力を味方につけて、貯金体質を身に付けていきましょう!

4.まとめ

  • 貯金で有効なのは、強制的にお金を貯める環境をつくること
  • 貯金を成功させる先取り貯金の具体的な方法は以下の通り
    • 財布を4つに分けて使う
    • 自動積立定期預金を利用する
    • 貯蓄型保険で資産をつくる
  • 収支を把握して、貯めたい金額を考えないと、毎月いくら貯金すべきかが見えてこない
節子

お金があるとついつい使ってしまって、貯金が思うようにできない人は、先取り貯金を試してみると良いですよ。
貯めざるを得ない環境をつくれば、嫌でも貯金体質になっていきますからね。

つか夫

うん、僕みたいなお金の誘惑に弱い人には、ぴったりな方法だと思う!
って、なんだか言ってて虚しくなるなぁ。

節子

事実と向き合うことは大切ですよ?
向き合った上で、悪い部分は改善していく。成功できる人の鉄則ですね!

つか夫

そうだね。
成功者に、僕はなるぞっ……!

節子

期待してますよ。