fax(ファックス)は、今でもビジネスシーンで使われている重要な連絡手段です。
しかし零細企業や中小企業、また個人事業主にとって、
- faxは、専用回線や機器の導入にコストがかかる
- faxは導入したいが、事務所に人がいない
といったデメリットがあります。
これらの問題を解決する方法は、インターネットfaxです。
ここでは、インターネットfaxとは何か、その選び方とおすすめのサービス5社を比較ランキング形式でまとめました。
インターネットfaxはこんな人におすすめ!
導入コストが安く外出先でも使えるインターネットfaxは、こんな人におすすめです。
◉ファックスの利用費用を削減したい、管理を楽にしたい人
◉固定の事務所を持たないノマドワーカーやレンタルオフィスの利用者
◉営業などで外出の多い人や海外からファックスを使いたい人
◉固定電話が不要なファックスを探している人
従来型faxとインターネットfaxの比較表
インターネットfaxがどのように従来型faxの抱えていた問題を解決してくれるのか、比較表をご覧ください。
従来型faxとインターネットfaxの比較表 | ||
比較内容 | 従来型fax |
インターネットfax
|
---|---|---|
初期費用 | 施設設置負担金:36,000円 fax機器費用:10,000円程度 |
0円~3,000円程度
|
月額料金 | 0円 |
0円~1,500円程度
|
受信料 | 0円 | 0円~10円/枚 |
送信料 | 同一県内:20円/90秒~45円/40秒 県外:20円/90秒~80円/22.5秒 |
国内:10円~22円/枚
限定枚数の無料サービスあり。 |
海外送信 | 〇 | 〇 |
外出先での送受信 | × | 〇 |
外出先でのFAXの閲覧 | × | 〇 |
利用開始までの期間 | 3週間程度 | 3~5営業日程度 |
インターネットfaxは、導入コストとランニングコストが従来型よりも大幅に抑えられます。
また、従来型faxでは不可能だった海外や外出先での送受信も可能です。
従来型faxとインターネットfaxを比較してみると、コストや人員を理由に「faxを使いたいけど、うちには向いていない」とこれまであきらめていた方こそ、インターネットfaxはおすすめなサービスと言えるでしょう。
インターネットfaxのおすすめな選び方
インターネットfaxを選ぶときは、次の3つのポイントをよく確認しましょう。
- 利用可能な電話番号
- 導入コスト
- 月額料金
1.利用できる電話番号で選ぶ
まずは、インターネットfaxが利用できる電話番号からサービスを選びましょう。インターネットfaxのサービスにより、利用できる電話番号が違うからです。
市外局番を選択できるサービスもあれば、050から始まるIP電話しか選択できないサービスもあります。
特に法人や個人事業主の方が、ビジネスとしてインターネットfaxを利用する場合、050から始まる電話番号に抵抗を持つ人が少なからずいるため、市外局番が利用できるサービスを選ぶのが無難です。
ビジネスのためにインターネットfaxを利用するなら、必ず利用できる電話番号を確認しましょう。
2.導入コストで選ぶ
次に、インターネットfaxを導入するためのコストで選びましょう。導入コストが高いサービスの場合、始めからの負担が大きくなるからです。
インターネットfaxのサービスによっては、初期費用が無料から始められるものもあれば、初期費用として3,000円前後のコストが発生するものもあります。
始めの負担が大きいと、「別のサービスのほうが良いかもしれない」と考えても、すでにコストをかけたため、再度選び難くなります。
それで、初期費用が無料や安価なものを選ぶことをおすすめします。
また、トライアルを設定しているサービスがあります。
トライアルがあれば、インターネットfaxのサービスを1度お試しできるので、そのサービスで良いかどうかを実際に使って確認できます。
サービスの導入には、費用だけでなく時間と労力という意味でのコストもかかるので、トライアルのあるサービスを選んでみるのも1つの選び方としておすすめです。
3.月額料金で選ぶ
最後に、月額料金で選びましょう。インターネットfaxの月額料金は、毎月支払う費用だからです。
たとえ導入コストが安いとしても、月額料金が高ければ、会社にとって大きな負担になるでしょう。
特に、毎月かかる料金は、インターネットfaxのサービスによって大きな違いがあります。
月額料金は無料でも送受信に高いコストが発生するサービスもあれば、月額料金は高くても送受信は安くなるサービスもあります。
ですから、「インターネットfaxをどれだけ、どのように利用するか」ということを考えつつ、各サービスの月額料金を十分にチェックしてから選びましょう。
おすすめのインターネットfax人気比較ランキング
インターネットfaxのおすすめサービスを解説していきます。
今回おすすめを選定するにあたり基準としたのは『実績(人気)』『市外局番の数』『料金』『無料トライアルの有無』です。
実績・人気:顧客数や提携数が多い
市外局番の数:ビジネスに使うことが可能
料金:コスパが良い
無料トライアルの有無:導入の提案がしやすい
その結果おすすめ出来るサービスは以下の5つになりました!ポイントをまとめるとこのようになります。
サービス名 | おすすめポイント | 詳細 |
eFax | 実績・市外局番の数が圧倒的に業界最多。送受信 各150枚/月まで無料 | 詳細 |
秒速fax | 受信が少ないと受信数に合わせてプランを選べるのでおすすめ。 | 詳細 |
jFax | 送受信各50枚までは月額990円なので少量利用の方におすすめ。 | 詳細 |
Message+ | 同サービス同士であれば送受信無料なので紹介された方はおすすめ。 | 詳細 |
MOVFAX | 1送信2枚までならかなり低価格なのでおすすめ。 | 詳細 |
1位:eFax
eFaxは、1,200万人(国内50,000件)の利用者を持つ世界最大級のインターネットfaxサービスです。
全国47都道府県の市外局番と、050のIP電話番号を利用できます。また、専用スマートフォンアプリがあり、使い勝手の良さが特徴です。
30日間の無料トライアルがあるので、実際に1度使ってみることができます。
eFax | |
初期費用 | 1,000円 |
月額料金 | 1,500円 |
(年額料金) | 18,000円 |
受信料 |
~150枚:無料
151枚~:10円/枚 |
送信料 |
~150枚:無料
151枚~:10円/枚 *1枚は60秒ごとに計算される。 |
無料トライアル | 〇(30日間) |
取得可能番号 |
全国47都道府県 市外局番
050番号 |
スマホアプリ | 〇 |
2位:秒速fax(送信&Plus)
秒速faxは、送信がお得なインターネットfaxのサービスです。送信に限り、初期費用と月額料金は無料で送った分だけの支払いとなります。
電話番号も、東京周辺や大阪、名古屋など7か所の市外局番と050のIP電話番号を選べます。また番号そのままに、これまでのfax番号を利用できるMNPにも対応しています。
それぞれの受信数に応じて、3つのプランから選べるので、現在の利用状況に合うものを選べるのも特徴です。
秒速fax(送信&Plus) | |
初期費用 | 送信:無料 Plus:1,100円 |
月額料金 |
送信:無料
Plus:3プラン SOHO:520円 ベーシック:840円 ビジネス:1,030円 |
受信料 |
SOHO:8円/枚
ベーシック:3円/枚 ビジネス:無料* *過度に帯域を消費する場合は別途応相談。 |
送信料 | 7円/枚 |
無料トライアル | なし |
取得可能番号 |
市外局番(東京23区、さいたま市、千葉市、川崎市、横浜市、大阪市、名古屋)
IP050番号 |
MNP対応 | 〇 |
スマホアプリ | なし |
3位:jFax
jFaxは、月額料金990円からのリーズナブルなインターネットfaxサービスです。送受信ともに50枚までは、月額料金に含まれています。
個人事業主の方や個人利用のように、faxの送受信が少ないならコストを安く抑えられるのが特徴です。
jFax | |
初期費用 | 1,000円 |
月額料金 | 990円 |
(年額料金) | 11,880円 |
受信料 |
~100枚:無料
101枚~:10円/枚 |
送信料 |
~50枚:無料
51枚~:10円/枚* *1枚は60秒ごとに計算される。 国外:別計算 |
無料トライアル | 〇(30日間) |
取得可能番号 |
市外局番(東京)
IP050電話番号 |
スマホアプリ | なし |
4位:Message+(メッセージプラス)
Message+(メッセージプラス)は、年額料金が9,500円で月額換算792円から利用できるインターネットfaxサービスです。
年払いを選べば非常に安価でありながら、専用スマートフォンアプリも用意されている充実したサービスです。
メッセージ+同士であれば、送信料が無料なのも特徴です。
Message+(メッセージ+) | |
初期費用 | 無料 |
月額料金 | 950円 初月無料 |
(年額料金) |
9,500円
初年度のみ3,000円分のFAX送信ポイント(200枚分)が付く。 |
受信料 | 完全無料 |
送信料 |
全国一律税込16円/枚
メッセージ+同士:無料 |
無料トライアル | なし |
取得可能番号 | IPのみ |
スマホアプリ | 〇 |
5位:MOVFAX(モバックス)
MOVFAX(モバックス)は、ビジネスソリューション26年、15,000社の実績を誇る老舗インターネットfaxサービスです。
信頼の証として、NTTコミュニケーションズ『BizFAXストレージ&リモートサービス』の終了に伴って、『モバックス』が同番移行先として選ばれました。
モバックスは、送受信料金の安さが特徴です。受信は、1,000枚まで月額料金に含まれ、無料です。送信は、1送信2枚までで、8円/送信で利用できます。
MOVFAX(モバックス) | |
初期費用 | 1,000円 |
月額料金 |
スタンダード:980円
プレミアム:3,980円 |
受信料 |
~1,000枚:無料
1001枚~:8円/枚 |
送信料 |
8円/送信
(1送信2枚まで) |
無料トライアル | なし |
取得可能番号 |
市外局番(東京・神奈川・大阪)
局番ごとにオプション月額料:100円 |
スマホアプリ | なし |
インターネットfaxのよくあるQ&A
インターネットfaxの導入を検討している方によく尋ねられる疑問を、Q&A形式でまとめました。
無料のインターネットfaxじゃダメなの?
インターネットfaxは無料のサービスも存在しますが、おすすめしません。
なぜなら、ビジネスには不向きだからです。
たとえば、送受信するfaxに広告がついていたり、海外のサービスで日本語に非対応だったりします。
無料であっても、使い勝手が悪いため、やはり有料のインターネットfaxが良いでしょう。
それに、月額料金や初期費用、また各サービスの特徴をきちんと把握すれば、有料でも十分に価格を抑えられます。
インターネットfaxのデメリットや注意点を知りたい
インターネットfaxは、インターネットに繋がっていないと利用できない、というデメリットがあります。
また、インターネットfaxは、送られてくるfaxがEメールで届きます。ビジネスマンであれば、数多くのEメールの中に重要なfaxが埋もれてしまう可能性があり、注意が必要でしょう。
インターネットfaxを送受信するための専用メールアドレスを準備する等、導入時に対策するのが賢明です。
複合機のインターネットfax機能って何?
複合機のインターネットfax機能とは、複合機に電話回線経由だけでなく、インターネット回線経由のfax送受信の仕組みを取り入れた機能のことです。
インターネットfax機能付きの複合機を導入すれば、電話回線経由のfaxよりコストを抑えられるように思えるでしょう。
しかし、受け取ったfaxを印刷して出力すれば、紙代・インク代が発生してしまいます。
そのため、faxにかかるコストを抑える解決策として、単にインターネットfax機能付き複合機を導入するのでは、不十分です。
送受信するfaxをスマートフォンやパソコンで閲覧・確認し、必要なものだけその都度印刷するようにしましょう。
【結論】インターネットfaxはここがおすすめ!
ここまで、インターネットfaxの選び方やおすすめのサービスを比較ランキング形式で紹介してきました。
選び方の3つのポイントを意識して選びましょう。
- 利用可能な電話番号
- 導入コスト
- 月額料金
3つの選び方を見てもなお悩んでしまうなら、30日間無料トライアルを実施しているeFaxがおすすめです。
eFaxは、紹介した5社のサービスの中で唯一47都道府県の市外局番に対応しているインターネットfaxです。
なにより、世界最大級のインターネットfaxサービスとしての実績があるので、安心して導入できるでしょう。