定期預金とは貯金に特化した口座のことです。お金を貯めるのが苦手な人でも、貯まる仕組みを簡単につくれるので、利用する人は多いと思います。そんな貯金の王道となる定期預金について、今回は詳しく見ていきましょう。
正直な話、定期預金と普通預金って変わらなくない?
どっちにしたって日本の金利は低いんだし……。
なんでそんなに「嘘でしょ……」みたいな顔してるのさ……。
つか夫さん、定期預金については詳しくない人でしたっけ?
定期預金はしっかりとお金を貯められる制度そのものなので、節約ソムリエの旦那として、絶対に知っておいて欲しいです。
ちょっと、定期預金についてわかりやすく解説しますから、そこに座ってください。
というか、何、節子ってそんな肩書きあったの?!
目次
1.定期預金とは?
そもそも定期預金とは普通預金よりも金利が高い口座のことです。お金を預けると一定の期間は引き出すことができなくなりますが、その分普通の口座よりも金利が高くなっている、というわけですね。
日本は低金利の政策が続いていますので、社会人になっても定期預金のことをあまり知らずに生活している人も珍しくありません。ですが、つか夫さんは知っていて欲しかったです……。
定期預金って、そんなにお金を貯めるのに大事なの?
めちゃくちゃ大事ですよ!貯金の王道といっても過言じゃないですからね!
お金を確実に貯める上で大切なことは、「目標額達成まで手を付けない」「いつまでに目標金額を達成するか計画立てる」「計画に沿って徐々に、そして確実に貯める」です。この3つをすべて叶えてくれるのが定期預金なんですから。
しかも金利が高いので、貯金額が増えれば増えるほどお得になります。貯金と相性抜群です。
ちょっと話がズレましたね。話をもとに戻して、次は定期預金と口座預金の違いについて解説します。
2.普通預金と定期預金の違い
2-1.定期預金は金利が高い
定期預金と普通預金の大きな違いは、何といっても金利の高さでしょう。
普通預金の金利はゼロ金利政策によって、メガバンクはすべて0.001%になっており、かなり低くなっています。他の金融機関ではもう少し高いものの、それでも0.02%が良いところです。
定期預金は金融機関や預け入れ期間によって異なりますが、0.3%という高い金利を持つところもあります。
もしも、メガバンクの普通預金に100万円を入れておいたとしましょう。一年後、金利で増える金額は10円です。
1,000,000円×0.001%=10円 |
これが0.3%の定期預金だっだら、一年後に金利で増える金額は3,000円です。
1,000,000円×0.3%=3,000円 |
一年後まで一切手を付けないでお金を貯めるのなら、10円よりも3,000円のプラスになる定期預金を私は選びたいですね。たかが3,000円、されど3,000円です。
ちなみに、定期預金は預け入れた当初の金利がずっと続く固定金利と、半年に一回見直しが入る変動金利があり、選ぶことができますよ。
また、預け入れている金額が300万円を超え、1000万円を超え、となると大口定期と呼ばれ、金利がどんどん高くなる設定もあります。
2-2.定期預金には預け入れ期間がある
普通預金はいつでもお金を降ろせますが、定期預金ではそれができません。ある一定の期間は預け入れ期間として、手を付けずに預けておかないといけないのです。どうしても預けているお金が必要になった場合は、中途解約をすることができますが、そうすると高い金利が大幅に下がってしまうというペナルティがついてしまいます。
預け入れ期間は、金融機関や選ぶ商品(定期預金の種類)によって異なりますが、短いものだと2週間、長いものだと10年といった具合ですね。
3.定期預金のメリット・デメリット
口座預金との違いを見たところで、今度は定期預金のメリットとデメリットを見てみましょうか。どんなことにも言えますが、物事を判断する前には必ず、その良いところと悪いところをしっかりと抑えておくべきですからね。
3-1.定期預金のメリット:お金が貯まる
定期預金のメリットは、お金が貯まることです。何度も述べましたが、定期預金は普通預金と比べて金利が高いですからね。加えて、貯金をする上では預け入れ期間の最中にお金を引き出せないこともメリットと考えることができます。貯めたお金を簡単に使ってしまわない仕組みというのは、お金を貯める上でとても重要ですからね。
人はどうしてもお金があると使ってしまいたくなりますから、意思だけで食い止めるのは中々難しいんですよ。絶対に貯めたい理由や目標があって「それまでは使わないぞ!」という固い意志があれば大丈夫ですが。「目標金額に到達する前にお金を使っちゃいそうで怖い」という方は、強制的に使えなくする定期預金が効果的です。
3-2.定期預金のデメリット:お金が自由に引き出せない
とはいっても、やはりデメリットになるのは定期預金だとお金を自由に引き出せないことでしょう。いつでもお金を降ろせない状況だと、病気やケガ、冠婚葬祭などに即座に対応しにくいですからね。突然お金が必要になることは、人生では良くあることです。急な出費に対応できるように、ある程度の金額は定期預金以外でも持っておく必要があるでしょう。
4.金融機関の経営破綻から定期預金を守る、預金保険制度
定期預金は預ける金額が高くなればなるほど、高い金利の恩恵を受けることができますが、その分リスクに感じることがありますよね。
そうですね。預けている金額が大きくなれば、いざという時の保障が気になるところだと思います。ですがご安心を。万が一、定期預金でお金を預けている金融機関が倒産してしまったとしても、預金保険制度が1,000万円まで保障してくれますよ。
5.定期預金はどういった場合に使うのがベスト?
いろいろと定期預金について話しましたが、結局気になるのはどういった時に定期預金を使うとお得になるのか、だと思います。
結論から言うと、数年先に使う予定のお金を貯める場合に定期預金を利用するのが賢明です。例えば教育費。結婚して子供が生まれれば、絶対に必要になるものですよね。すべて公立の学校に通ったとしても、500万円以上かかるのが教育費です。数年後にかかる教育費を見越して、定期預金で元本を守りながら高い金利で貯めていくスタンスを取れば、普通預金に比べてかなり有利にお金を貯められますよ。
定期預金のデメリットを回避しつつ、金利の恩恵を受けられるわけだ!
その通りです!
6.まとめ
- 定期預金とは、普通預金よりも金利が高い口座のこと
- 定期預金と普通預金の違いは主に以下の2つ。
- 金利が高い
- 預け入れ期間がある
- 定期預金のメリットは、しっかり貯金できること
- 定期預金のデメリットは、預け入れ期間があるので一定期間はお金を引き出せないこと
- 預金保険制度は、金融機関が倒産しても1,000万円まで保障してくれる制度
- 定期預金は、数年先に使う予定のお金を貯める場合にお得
確かに日本の金利は他国と違ってとても低いです。でも、探せばそこそこ良い条件の定期預金は見つかりますよ。
ちなみに、定期預金を利用するならここがおすすめ!っていう金融機関ある?できるだけ金利が高いところ!
では、プッツンプリンを5つ先払いでお願いしますね。
節子さん意外としたたかじゃない……?