すっかり名前が定着した感のある電子タバコ。実際に愛用している人も増え、試したいと思っている人も多いのではないでしょうか。
ですが、健康に害がないのか、値段はどのくらいなのか、味はどうなのか、色々気になりますよね。
そこで今回は、様々なケースに合わせた電子タバコの選び方、おすすめの電子タバコなどをご紹介します!
目次
電子タバコのおすすめな選び方
まずは電子タバコにはどんな種類があるのか、どういう仕組みなのかを簡単にさらいながら、電子タバコの選び方をご説明します。
電子タバコは専用の液体(以下、「リキッド」)を加熱してエアロゾル化、つまり霧状にして吸引するものです。電子タバコを「VAPE(ベイプ)」と呼ぶのはその通り、「水蒸気(vapor)」を喫う「パイプ」のようなものだからですね。
普通のたばこからシフトしたい、という場合にはニコチン入りのリキッドがほしいところですが、ニコチン入りのリキッドは薬事法に触れるため、国内の専門店では購入できません。(現状、海外から個人輸入するしかありません)
余談ですが、有名なIQOS(アイコス)などは、市販の紙巻きたばこを加熱して吸引するため、電子タバコとは全くの別物です。(「加熱式たばこ」に分類されます)
1.スタイルで選ぶ
電子タバコのスタイルには以下の3種類があり、それぞれに長所と短所があります。
・リキッド式
・カートリッジ式
・使い捨て式
リキッド式は電子タバコ本体に、別売りのリキッドを注入して使用します。感覚としては、本体を買って、好きなフレーバーの葉を詰め替えられる煙管(キセル)が一番近いでしょうか。
リキッド自体は各社互換性があるので、本体が一本あれば様々なリキッドを楽しむことができるのが最大のメリットです。リキッドのみの値段はそれほど高くないため、コスパにも優れています。
デメリットは、リキッドを注いだり、本体の掃除をしたりとメンテナンスに手間がかかることです。
カートリッジ式は吸い口にリキッドの入った専用カートリッジを接続して使用します。
カートリッジを取り換えるだけでいいためリキッド式のようなメンテナンスがいらないのがメリットです。(違うフレーバーにする際などに吸い口をたまに掃除するくらいです)
カートリッジもリキッド単体ほどではありませんが価格が抑えられているため、コスパも悪くないです。
デメリットは吸い口それぞれに対して専用のカートリッジを使用するため、フレーバーの選択肢がどうしても少なくなりがちなことです。
使い捨て式はそのまま、電子タバコ全体を1回で使い捨てます。
当然メンテナンスは全く不要で、充電なども気にする必要がないためいつでも気楽に楽しめるのが最大のメリットです。故障しても気にならないというのもいいですね。
電子タバコはどんなものなのか、というお試しには最適と言えます。
半面、使い捨てを前提に作られているため本体のコストはあまり高くないのですが、1回で加熱部分や電源など、すべてを使い捨てる(買い替える)ためコスパは悪くなります。
フレーバーの自由度も高くはないのが現状です。
2.煙の量で選ぶ
電子タバコは基本的にニコチンを使用しません。つまり習慣性がなく、完全に趣味のし好品なわけです。
では、どこに価値を見出すか、ということとなると、味や香りももちろんですが、「煙で遊びたい」という観点ももちろんありです。VAPER(ヴェイパー)と呼ばれる人たちが電子タバコの煙で遊ぶ動画をたくさん発信していたりします。出力高め(20W以上)のものを選べば爆煙を楽しむことができるでしょう!
逆に、煙は抑えたい、というも立派な選択理由です。会話を楽しむのに相手の顔が見えないほどモクモクと煙をあげる、というのも具合の悪い話ですしね。
電子タバコの比較!おすすめの電子タバコ人気ランキングTOP4
それでは数ある電子タバコの中から人気の製品を4つ、ピックアップしてご紹介します!
前項でご説明した観点に気を付けながら比較、参考にしてくださいね。
1位 ジービーエス C-Tec(シーテック)
評価:☆☆☆☆☆
通常価格:2,484円
特徴:
カートリッジ式では多めの9種類のフレーバーがあります。
別売りのアトマイザー(リキッドを入れる部品)を使用すれば、市販の好きなリキッドを使用でき、カートリッジ式とリキッド式のいいとこどりの商品と言えます。
煙の量も充分なので、煙で遊んでみたい人にもおすすめできます。
口コミ:
喫煙歴10年、何をしてもやめれなかったタバコをすんなり卒業できた。
私は軽度の喘息持ちで、若い頃はたいして気にならなかったのですが、最近は発作の症状がかなりきつくなっていました。
IQOSを4ヶ月ほど使用しましたが合わず。。。
やめなければと思いつつもタバコをやめられず、喫煙しつつ喘息の吸入器を手放せないアンバランスな日々を過ごしていました。
しかし、C-Tec DUOを使い出すと喫煙欲が薄くなり、あっという間に禁煙できました。
喘息の症状も日々改善されているように感じるので、本当に助かりました。
個人的にオススメの味はメンソールで、喉がスッとする感じがタバコに似ています。
喫煙歴40年、何をしてもやめれなかった紙タバコを止めることができました。IQOSは焦げ臭くて合わず、ニコチンがあるプルームテックで紙たばこを卒業。しかしニコチンがないC-Tecに変え、完璧な禁煙ができ、もう紙たばこの匂いが嫌いになりました。
スターターキットの添付カーリッジの味が薄かったので、市販のリキッドが
入れられる C-TEC のアトマイザーを購入して使用しています。
先に使用していたVP-ONEと違い、液漏れしない構造が良いと思います。
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2位 DR.VAPE(ドクターベイプ)
評価:☆☆☆☆
通常価格:6,500円
特徴:
カートリッジタイプの電子タバコです。
レディ・ガガの生肉ドレスをデザインしたクリエイティブディレクターが日本で100年続く老舗香料メーカーと組んで作った、というだけあって、味や香りが良いのはもちろん、デザインもスタイリッシュでスマートです。
煙の量も少なめで、普通の紙巻きタバコくらいの量です。
その上本体は永久保証! 故障しても無償で交換してもらえます。(ただしプレミアムプランで継続購入する場合に限ります)
口コミ:
女友達にタバコの臭いが嫌いだと言われ、タバコの代わりにと思ってドクターベイプを購入しました。
最初は違和感がありましたが、今は味の良さと吸い応えに慣れ、おいしく感じます。
出典:DR.VAPE公式サイト
タバコや加熱式電子タバコを吸っていましたが本数が減らないため、ドクターベイプを利用し始めました。
なかなかの吸い応えで非常に満足です。
出典:DR.VAPE公式サイト
タバコ→アイコス→DRVAPEと移りましたが、
特に違和感なく移行できました
カートリッジしだいで変わるとは思いますが
私はタバコ、アイコス共にメンソールを選んでいました
3位 VITAFUL(ビタフル)
評価:☆☆☆☆
通常価格:1,598円
特徴:
こちらもカートリッジ式で、ポイントは何より低価格なところですね。
フレーバーは5種類とまだ少ないですが、そこは今後に期待したいところです。
名前の通りビタミンやコラーゲン、カテキンなどの健康成分を配合しているのも、「タバコ」という不健康なイメージを払しょくできますね。
しかも安全な日本製です!
口コミ:
タバコは値上がりするし、最近喫煙者は肩身が狭いし、さらに健康にもよくない…そんなこんなでビタフルに行き着きました。
使い捨てよりコスパは良いし、何より日本製なので安心できます。
元々メンソール系しか吸わないので、個人的にはもう少しメンソール効いてたらなお良いかなというところです。とはいえ結構減煙になっています。が、美味しいのでずっと吸ってしまい、カートリッジが1本すぐ無くなりました…
タバコと違い、やめ時が難しいかも?
ビタフルの後に、いつものタバコを吸うと何だか不味いような気がしてきて、ゆくゆくはやめられそう!と期待しています。
開封してすぐにひと吸い。
吸い込むときよりも吐き出すときに楽しむものだと感じました。思ったよりも煙(水蒸気?)が出ます。
非喫煙者です。嗜好品として購入しました。
なんとなく口寂しいとき、気分を落ち着かせたい時、何かの作業の片手間に、といった感じで使用しています。
これまではミンティアを精神安定剤のように食べまくっていましたが、ビタフルを使用するようになってほとんど食べなくなりました。
4位 EasyVAPE TARLESS
評価:☆☆☆☆
通常価格:5,980円
特徴:
リキッド式ならこちらがおすすめ!
リキッドの注入口が広く、リキッド式の悩みでもあるメンテナンスのストレスが軽いのが良いですね。
ジッポライターを一回り大きくしたくらいのサイズなので、手の小さい方でも取り回しに不便を感じることはないでしょう。
見た目もスマートです。
口コミ:
新型のプルームテックとどちらを買おうか迷いながら、買いました。使ったみて想像以上です。節煙するイメージがかなり湧いてます。
プルームテック喫煙者ですが、もうちょっとメンソール感が欲しいなと思って購入。ドライハードと巨砲メンソールで注文し、現在ドライハードとメビウスのパープルクーラーで使用中。十分爆煙&強力なメンソール感。これならたばこカプセル買わないで、いろんなフレーバー試せそうです。
まぁまぁ吸う方ですが1日充電せずに持ちます。(リキッドの減りの方が心配)
同ランク商品の中でもW数が高いので吸い応えもあるしプルテクカプセルも溶けるほど影響しません。いい感じです。
吸い口も蓋でカバー出来るので衛生面もいいしプルテクカプセルの予備を収納できるのはとても良い機能です。
比較表
商品名 | メーカー | 通常価格 | スタイル | 煙の量 | 評価 |
C-Tec(シーテック) | ジービーエス | 2,484円 |
カートリッジ /リキッド |
中 | ☆☆☆☆☆ |
DR.VAPE | 株式会社ロックビル | 6,500円 | カートリッジ | 少 | ☆☆☆☆ |
VITAFUL(ビタフル) | 株式会社I-ne | 1,598円 | カートリッジ | 少 | ☆☆☆☆ |
EasyVAPE TARLESS | ベプログショップ | 5,980円 | リキッド | 多 | ☆☆☆☆ |
Q&A
そのほかよくある質問をQ&A形式でまとめてみました。
Q.女性におすすめの電子タバコってある?
A.フレーバー(味や香り)は様々あるので特に男性向け女性向けということはありません。ただ、様々な香りを日替わりで楽しみたい、という方にはリキッドタイプが向いていますし、電子タバコを持つ姿にもこだわりたい、というのであれば手指が細めの方には使い捨てタイプが映えるかもしれません。
ビタミンやコラーゲンといった美容に良いとされる成分を配合したものもありますので、それらを選んでみるのもいいですね。
Q.電子タバコってどこで購入できるの?
A.専門店で購入できます。百貨店にテナントで入っている場合もありますし、路面店を持つブランドもあります。
ただし、ニコチン入りのリキッドは薬事法に触れるため、一般の専門店では購入できません。
Q.電子タバコは精油(アロマオイル)も使えるの?
A.使えません。
精油(アロマオイル)は名前の通り油なので、電子タバコの機構で蒸気化できませんし、そもそも精油は高濃度に圧縮されたものなので、直接吸引や経口摂取(飲食)するのは危険です。
同様に、ルームフレグランスで使用する香水や、身体や衣服にかけて使う香水・芳香剤の類も使用できません。それらは口に入れることを前提として作られていないため、大変危険です。
Q.リキッド式の電子タバコで小型のものはないの?
A.もちろんあります。小型のリキッド式電子タバコとして有名なのものではemili(エミリ)が挙げられます。紙巻きタバコくらいの大きさなので見た目にスマートです。
ただ、どうしても機構上アトマイザーが小さく、リキッドの注入はともかく「掃除が難しい(綿棒が入らないなど)」、「アトマイザーをぶつけやすい(壊しやすい)」などの理由から、どちらかといえば初心者向けの本稿ではランキング外にさせていただきました。
本稿で1位にご紹介したC-Tecも別売りのアトマイザーを取り付ければリキッド式として楽しめますので、そちらを試してみるというのも良いかと思います。(やってみたけどメンテナンスが面倒、となればカートリッジ式として使えますので)
Q.電子タバコって、捨てる時どうするの?
A.当然ですが特殊です。本体(使い捨て式含む)を捨てる場合はリチウム電池等水銀を含む廃棄物になります。
カートリッジやリキッドのボトルもそれぞれに素材が異なりますので、よくご確認の上お住いの自治体の規則に従ってください。
間違っても普通の可燃ごみや、灰皿などに捨ててはいけません!
まとめ
近年広がりを見せる電子タバコの世界。かっこいいような、でもどこかシャボン玉で遊んでいた子供のころを思い出すような、不思議な立ち位置のギアです。
とはいえ、立ち上る煙や広がる香りも好き嫌いのあるものですから、「たばこと違って健康被害はないから」とみだりに使うのではなく、TPOをわきまえてスマートに楽しみましょう。
それが本当の意味で「かっこいい」大人の姿なのではないでしょうか。