突然の事故やケガによる入院、通院損害に備えるための傷害保険。
傷害保険における補償場面は、日常生活におけるケガから国内外の旅行でのトラブル、スポーツ中の事故まで幅広いため、選び方が難しい保険でもあります。
そこで今回は、傷害保険を比較したおすすめランキングをご紹介!
傷害保険の必要性から選び方も解説します。
目次
傷害保険のおすすめな選び方3つ
傷害保険は、用途に応じて種類分けがされており、商品タイプも様々。そこで、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶためにおすすめしたい傷害保険の選び方3つをご紹介します。
1.保険の対象は誰か?
まずポイントとなるのは、傷害保険の対象が誰であるかということ。保険を検討するときには、誰を補償の対象にするのかを決めておきましょう。
傷害保険は事故やケガといったリスクに備えるものですが、生活スタイルは人によって様々。そのため、対象者の生活スタイルに合せて、発生しうるリスクを考える必要があります。
例えば、保険の対象が子供の場合なら、自転車通勤などで事故に合うリスク、足腰の弱い高齢者なら、転倒などでケガや骨折をするリスクが考えられます。
このように、リスクに合わせて補償を選ぶようにしましょう。また、自分のライフスタイルに合わせて個人型・家族型を選ぶのも忘れないでくださいね。
2.必要な補償は何か?いくらの補償額が必要か?
傷害保険といっても、人によって必要な補償は異なります。建設作業員や運転手など、業務中の事故によるケガのリスクが高い方、部活や趣味等でケガのリスクの高い運動をしている方、自転車で通勤・通学している方など、それぞれ必要な補償と補償額を確認してみましょう。
まずは社会保障制度や会社の福利厚生でどの程度カバーできるのかを確認し、足りない分を傷害保険で補うのがおすすめです。
3.その他、特約の必要性や目的はあるか
傷害保険では、ケガに対する補償に加え、携行品の損害補償や、賠償責任事故に対する補償などを特約として組み合わせることも可能です。
商品に自動で付帯されているタイプもあれば、自分自身で追加するタイプもあるので、どこまで補償範囲を広げればよいかを決めておきましょう。
傷害保険を比較!おすすめの傷害保険ランキングTOP5
それでは、おすすめの傷害保険をランキング形式でご紹介します。
【au損保】ケガの保険 日常の事故
個人を対象とする傷害保険で、補償内容を3つのコースから選択できるau損保の「ケガの保険 日常の事故」。
スポーツ・レジャー時のケガや事故はもちろん、日常生活中のケガや賠償事故まで幅広く補償してくれます。
どのコースでも「個人賠償責任1億円」やそれに伴う「示談代行サービス」が自動付帯されており、コストを抑えながらトラブルに備えられるのが嬉しいですね。
一番安いコースでは月々380円で加入できるので、コスパ重視で傷害保険に加入したい人におすすめの保険です。
【コープ共済連】新コープのケガ保険
国内外を問わず、日常生活やスポーツ・レジャー等で起こるケガを補償してくれる「新コープのケガ保険」。
ケガをした場合に一時金が支払われる「傷害一時金プラン」と、入院・通院へ定額が給付される「入通院日額プラン」の2種類から選べます。
最高1億円の個人賠償責任は、本人と家族をまとめて補償してもらえる家族型なのもポイント!
加入時に有無を選択することができ、個人賠償責任を付加しなければ、保険料が月額90円安くなります。
【AIG損保】けがの保険
個人型・家族型など自分のライフスタイルに合わせて補償を設計できるフリープランの傷害保険、AIG損保の「けがの保険」。
多様なリスクをカバーする幅広い補償が揃っており、治療費の自己負担分を実費で補償してくれるのがポイントです。
保険料が特別安いというわけではありませんが、必要な保障だけに絞って補償をオーダーメイドしたい人にはぴったりです。
【東京海上日動】トータルアシストからだの保険(傷害定額)
国内外を問わず日常生活におけるケガを補償してくれる上、メディカルアシストや事故防止アシスト、手厚い事故対応といった付帯サービスが充実している東京海上日動の「トータルアシストからだの保険」。
家庭内、仕事中、交通事故でのケガなど、偶発的な事故によるケガを24時間補償してくれるので安心。定期的に旅行やスポーツをする人にもおすすめです。
本人・夫婦・家族と3パターンの契約パターンが用意されています。
【あいおいニッセイ同和損保】タフ・ケガの保険(積立タイプ)
積立型の傷害保険、あいおいニッセイ同和損保の「タフ・ケガの保険(積立タイプ)」。
同じ積立てタイプの他社商品と比べ貯蓄性はあまり高くありませんが、補償の手厚さがダントツに高いのが特徴です。
死亡保険金は1,000万円と高いうえに、入院給付金の日額も他社の2倍ほど付いているので、補償を重視する方におすすめ。
日常生活でのトラブルや健康・医療に関する疑問などを電話で専門家に相談できる「生活安心サポート」というサービスも付帯されています。
比較表
商品名 | 保険 会社 |
補償 内容 |
評価 |
けがの保険日常の保険 | au損保 | 固定プラン | ★★★★★ |
新コープのけがの保険 | コープ共済 | 固定プラン | ★★★★☆ |
けがの保険 | AIG損保 | フリープラン | ★★★★☆ |
トータルアシストからだの保険 | 東京海上日動火災保険 | 固定プラン | ★★★☆☆ |
タフ・ケガの保険 | あいおいニッセイ同和損保 | 固定プラン | ★★★☆☆ |
傷害保険Q&A
Q:傷害保険と医療保険の違いは?
医療保険と傷害保険は、どちらも入院や手術、通院の費用を補償する保険ですが、以下のような違いがあります。
医療保険の補償は「病気やケガ」によるものですが、傷害保険は主に「ケガ」による被害を補償するもので、「病気」によるリスクは補償されません。
また、補償の対象者にも違いがあります。医療保険の保険の対象者は「被保険者」だけですが、傷害保険の場合は「契約者」「契約者と配偶者」「契約者と家族」など保険の対象を選択できます。
その他、医療保険は年齢や性別で保険料が異なるのに対し、傷害保険では年齢や性別ではなく被保険者の職業によって保険料が変わるという違いもあります。
Q:そもそも傷害保険って必要なの?
ケガや事故に対応した保険である傷害保険は、外的な要因によりケガをした場合に役立ちます。
そのため、次のような特徴が当てはまる人は、傷害保険に加入した方がいいでしょう。
・ケガをしやすい小さいお子さんがいる方
・転倒するリスクの高いお年寄りの方
・毎日自転車に乗る方
・スポーツが好きで、よくスポーツをする方
・高所作業や危険作業を行う方
傷害保険は病気を補償しない分、簡単に加入することができます。
健康上の理由から医療保険の加入を諦めている方も、まずは傷害保険から検討してみることをおすすめします。
Q:スポーツをする人におすすめの傷害保険は?
スポーツをする人には、イベント時だけ加入ができて保険料が安く、必要な補償内容がパッケージ化されているタイプの保険がおすすめです。
①1DAYレジャー保険(三井住友海上)
「ゴルフ向け」「スキー・スノボ向け」「ハイキング・軽登山向け」「レジャー向け」の4種類のプランが用意されています。
「ゴルフ保険」にはホールインワン・アルバトロス費用も付帯。
保険料が1日500円〜になる「みんなまとめて安心プラン」があるものも魅力です。
日常生活の賠償保険金が1億円~3億円と、他社よりも高めに設定されているのも嬉しいポイント。
②スポーツ・レジャー保険(ソフトバンクかんたん保険)
国内旅行傷害保険の1日プランでは、300円(ちょこっと)、450円(あんしん)、600円(しっかり)と保険料が異なる3つのプランが用意されています。
死亡・後遺障害、手術保険金、救援者費用、賠償責任などバランスの取れた補償内容がセットになっていて安心ですね。
よくスポーツやレジャーをする方は、月額プラン(団体総合保険)もおすすめ。
Q:家族型の傷害保険とは?
通常の傷害保険は、本人のみが補償対象ですが、家族型の傷害保険では本人の他に「本人の配偶者」、本人または配偶者と生計を共にする「同居の親族と別居の未婚の子」までを補償の対象とすることができます。
個人単位で加入するより家族型で加入したほうが保険料も割安となりますので、個人か家族で悩んだら、家族型の傷害保険に加入したほうがお得です。
まとめ
傷害保険の必要性や比較の方法をおすすめランキングで紹介しました。
医療保険と比べ、必要性が低く感じる方もいるかもしれませんが、ケガのリスクの高い職業やスポーツをする方、高齢者や小さいお子さんが家族にいる方にとってはニーズが高い傷害保険。
リスクに備えることは、自分だけでなく家族の生活を守ることにも繋がります。
この記事を参考に、自分や家族に適した傷害保険選びをして、事故やケガに備えてくださいね!